あの日失った夢を、君の中に見る。@るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-
2016年3月4日 タカラヅカ 『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-』の加納さん@だいもんについて、もう一度書くと内容が重複するので、第2章に書いた分を貼り付けてみる。
(第2章ではSSありきの文章なので、そのあたりだけ加筆)
加納さんが残念なところ。
・恋愛ひとり相撲 ←「朱音太夫に裏切られた」ってアンタ、最初から相手にされてなかったやん……。
・友だちいない、ぼっち体質 ←いろんな人に「仲間になれ」と口説いて即拒否られる。仲間にも簡単に裏切られる。どんだけ人望ナイんや……。
・美的感覚変 ←たぬき顔の垢抜けない女子高生を「妖艶な絶世の美女」と認識する感覚はいかがなものか。どう考えても朱音太夫=薫殿はナイやろ。
・なにがしたいのかわからない ←突っ込むのも面倒なくらい、すべてにおいてわけわかんない。
いちばんの問題は、加納の物語に、薫を無理に絡めたことだと思う。
朱音太夫@桃ひながタイプってことは、かわいい系ではなく美人系(影アリ)が好みなんでしょ? 加納の美意識からいって、たぬき少女はまったくのテリトリー外だと思う。
や、薫殿@みゆちゃんかわいいけど。きれいだと思うけど。きれいの質がチガウ。チガウからこそ、剣心@ちぎくんは薫に惹かれたわけで。でも加納はそうじゃないだろ。
加納の言動はぶれぶれで意味わかんない。
一から書き直すのがいちばんだけど、そうではなく、今あるままぶれまくる言動を、今あるストーリーの中で補正する方法、それは。
加納の執着相手を、剣心のみにする。
そしたらまだ、残念度が下がる。
今のなにがしたいのかわからない、ぶれぶれ言動に、「剣心」という軸が出来るから。
てことで、加納の視界に薫は一切入ってないとすれば、ほーら、きれいに展開するわ~~。
プチ・ガルニエにて、加納がパリ万博の話を薫にするのは、剣心をやきもきさせるため。加納が薫に絡むのはそこだけ。
剣心とふたりだけで話す場面のあと、加納は剣心に朱音太夫の打掛を見せるの。
薫に対して話した台詞を全部剣心に話す。
芥子の花の打掛が似合うのは、剣心しかいないっしょ?
健康優良剣道女子高生ではなく、「人斬り」と冠される宿命の美剣士にこそ、イメージを重ねるべきよね? 赤い花に赤い髪をイメージするよね?
蜘蛛の巣入りのワインが効いて気を失った剣心を抱きかかえ、加納が不敵に笑うのよ。
で、他の場面はそのまま、剣心抜きで進む。剣心いなくても問題ないよね。左之助たちが蜘蛛の巣探ししてて、来賓のみなさんがアヘンであははうふふしてて、観柳がガトガトガト歌って。
クライマックスだけ変更。
打掛を着て磔になった剣心と、その剣心に絡みつく加納。
加納さん美声披露よろしく。歌いながらエロエロ全開に。
そこへ剣心救出に現れるのが薫殿。
人斬り抜刀斎に戻れと言う加納と、るろうに剣心であれと言う薫の、「彼の愛は私のモノ☆歌バトル」はそのまま。
磔剣心はそこから離れて、打掛引きずったまま影とか巴とかと戯れたり戦ったり。あら美しい。
さらに、乱入してくる蒼紫+お庭番衆。
剣心に執着しているのは加納だけじゃない、「最強」を求める蒼紫@れいこもそうだ。
左之助@大ちゃんたちも登場。
もっとも派手な祭りは、クライマックスでやろう。
蒼紫や斎藤@咲ちゃんたちの見せ場が「前座」ての、つまんないもん。
クライマックスにどーんとやる。
影を倒し、過去の自分に打ち勝った剣心はその足で蒼紫に勝利。
そっから加納との一騎打ちへ。
あとは同じ。蒼紫たちは警官が駆けつけるタイミングで消える。
薫を無理に「ふたりの男に争われるヒロイン」にする必要ない。ヒロインってのは、主人公に愛されている、彼の心が向かっている、という事実だけで十分ヒロインたり得る。
加納に口説かせるヒマがあったら、剣心と薫のラヴい場面をひとつでも描いておけっつー話だ。
剣心争奪戦でいいじゃん。薫じゃなくて。
加納さんが残念過ぎて。
そして、そのわけわかんない残念な人を、だいもんが力尽くで持ち上げ踏みとどまらせ、厚みを持たせている様が、愛しくて(笑)。
がんばれー(笑)。
(第2章ではSSありきの文章なので、そのあたりだけ加筆)
加納さんが残念なところ。
・恋愛ひとり相撲 ←「朱音太夫に裏切られた」ってアンタ、最初から相手にされてなかったやん……。
・友だちいない、ぼっち体質 ←いろんな人に「仲間になれ」と口説いて即拒否られる。仲間にも簡単に裏切られる。どんだけ人望ナイんや……。
・美的感覚変 ←たぬき顔の垢抜けない女子高生を「妖艶な絶世の美女」と認識する感覚はいかがなものか。どう考えても朱音太夫=薫殿はナイやろ。
・なにがしたいのかわからない ←突っ込むのも面倒なくらい、すべてにおいてわけわかんない。
いちばんの問題は、加納の物語に、薫を無理に絡めたことだと思う。
朱音太夫@桃ひながタイプってことは、かわいい系ではなく美人系(影アリ)が好みなんでしょ? 加納の美意識からいって、たぬき少女はまったくのテリトリー外だと思う。
や、薫殿@みゆちゃんかわいいけど。きれいだと思うけど。きれいの質がチガウ。チガウからこそ、剣心@ちぎくんは薫に惹かれたわけで。でも加納はそうじゃないだろ。
加納の言動はぶれぶれで意味わかんない。
一から書き直すのがいちばんだけど、そうではなく、今あるままぶれまくる言動を、今あるストーリーの中で補正する方法、それは。
加納の執着相手を、剣心のみにする。
そしたらまだ、残念度が下がる。
今のなにがしたいのかわからない、ぶれぶれ言動に、「剣心」という軸が出来るから。
てことで、加納の視界に薫は一切入ってないとすれば、ほーら、きれいに展開するわ~~。
プチ・ガルニエにて、加納がパリ万博の話を薫にするのは、剣心をやきもきさせるため。加納が薫に絡むのはそこだけ。
剣心とふたりだけで話す場面のあと、加納は剣心に朱音太夫の打掛を見せるの。
薫に対して話した台詞を全部剣心に話す。
芥子の花の打掛が似合うのは、剣心しかいないっしょ?
健康優良剣道女子高生ではなく、「人斬り」と冠される宿命の美剣士にこそ、イメージを重ねるべきよね? 赤い花に赤い髪をイメージするよね?
蜘蛛の巣入りのワインが効いて気を失った剣心を抱きかかえ、加納が不敵に笑うのよ。
で、他の場面はそのまま、剣心抜きで進む。剣心いなくても問題ないよね。左之助たちが蜘蛛の巣探ししてて、来賓のみなさんがアヘンであははうふふしてて、観柳がガトガトガト歌って。
クライマックスだけ変更。
打掛を着て磔になった剣心と、その剣心に絡みつく加納。
加納さん美声披露よろしく。歌いながらエロエロ全開に。
そこへ剣心救出に現れるのが薫殿。
人斬り抜刀斎に戻れと言う加納と、るろうに剣心であれと言う薫の、「彼の愛は私のモノ☆歌バトル」はそのまま。
磔剣心はそこから離れて、打掛引きずったまま影とか巴とかと戯れたり戦ったり。あら美しい。
さらに、乱入してくる蒼紫+お庭番衆。
剣心に執着しているのは加納だけじゃない、「最強」を求める蒼紫@れいこもそうだ。
左之助@大ちゃんたちも登場。
もっとも派手な祭りは、クライマックスでやろう。
蒼紫や斎藤@咲ちゃんたちの見せ場が「前座」ての、つまんないもん。
クライマックスにどーんとやる。
影を倒し、過去の自分に打ち勝った剣心はその足で蒼紫に勝利。
そっから加納との一騎打ちへ。
あとは同じ。蒼紫たちは警官が駆けつけるタイミングで消える。
薫を無理に「ふたりの男に争われるヒロイン」にする必要ない。ヒロインってのは、主人公に愛されている、彼の心が向かっている、という事実だけで十分ヒロインたり得る。
加納に口説かせるヒマがあったら、剣心と薫のラヴい場面をひとつでも描いておけっつー話だ。
剣心争奪戦でいいじゃん。薫じゃなくて。
加納さんが残念過ぎて。
そして、そのわけわかんない残念な人を、だいもんが力尽くで持ち上げ踏みとどまらせ、厚みを持たせている様が、愛しくて(笑)。
がんばれー(笑)。