『タカラヅカスペシャル2015-New Century,Next Dream-』の感想、メモ書きの続き。

・89期コーナーのきんぐがきんぐらしくって、ほっこり。
 楽しそうだなー。かわいーなー。

・たまきちが、ここに並ぶのか。
 わかっちゃいたけど、2番手なんだねええ。

・まさおのトークコーナーがあってうれしい。

 退団発表してすぐの、『タカスペ』。というか、公の場……ファンの前。
 そこでまさおさんの元気な姿、まさおのまさおらしい姿を見て、まさおらしい語りを聞くと、ほっとする。
 こうして本人の言葉を聞けるのって、いいなあ……。しみじみ。

 てゆーか、カメ最高。

・ちゃぴのエリザベート!!

 まぁくんトートよりも、ちゃぴエリザベートがすごかった。え、ナニ、ちゃぴエリザいけるの?!
 ちゃぴは子犬系娘役だから、シシィが似合うとか出来るとか、考えたこともなかった。そりゃアントワネット@『1789-バスティーユの恋人たち-』やってたけどさ、エリザベートはさらに特別な役だからさ……。
 ちゃぴエリザ観たい~~。

・客席参加はそれほど嫌じゃなかった。

 てゆーか総力戦過ぎる(笑)。すげー密度の客席降り。
 わたしたちのところには95期勢揃いで、もー心臓バクバク、テンションあがったーー!!
 れいこ、れいこーー!!(落ち着け)
 いちばん近くがれいこちゃんで、うらら様もいて。
 よくもまあ、なんも知らんとこの席取ったなわたし! 今のわたし、れいこちゃんかなり好きなんですけど?!

 愉快なのは、われらがれいこちゃんは「決められた位置」でおとなしく踊っていて、わりと離れたところにいる……はずのことちゃんが、すげーフリーダムにあちこち走り回っていて。
 この性格の違い……!!(笑)

 いやあ、何故か目の前でれいこさんとことちゃんが握手してて、なんで彼らがいちゃついてんのかわかんないけど、とにかくええもん観たーー!!と思った。
 てゆーか、ことちゃん移動し過ぎ、暴れ過ぎ(笑)。

 ところでわたしは踊ってたんでしょうか? 記憶がない。
 れいこちゃんに見つめられて(錯覚)、微笑まれて(錯覚)、夢中で手を振り回していたおぼえはある……だってだって、美しい彼らに目の前で踊られて、無視なんてできないじゃんよ~~。リズム音痴なりにナニかするべく動いちゃうじゃんよ~~。

 わけわかんないまま終わった。
 かなとくん眺めてるだけで終わった。
 目でかい……えくぼも大きい……。
 はあああ。

・映像でも一度見てみたいと思う。

 『タカスペ』は例年中継がある。わたしはナマにしか興味がなく、今まで中継を見たいとは一度も思ったことがなかった。……や、わたしの「観たい人」は中継だとろくに映らない、という前提があってだな、ご贔屓をオペラで追うためにはナマでなくては意味がないのだよ……。
 が。
 今ごろになって気がついた。

 あたし、ご贔屓いないじゃん! 無理してナマ観劇しなくても、中継でいいんじゃん!

 ……ご贔屓卒業後、2回目の『タカスペ』でよーやく気づくとか。
 つい惰性というか習慣で、チケットがんばって探しちゃったし、そもそも中継がいつの回で、チケットをいつどうやって売っていたのかも知らないわけで。
 お昼の回を観劇したあと、千秋楽を中継で見れば良かったな~~、と、ほけーっと考えた。
 スターさんたちがアップで大スクリーンで見られるんだもの、絶対楽しいよねええ。
 や、観劇後は友だちとくっちゃべってて、それはそれで楽しかったからいいんだけど。

 来年は中継チャレンジしようかな。
 うわー……。
2016年 公演ラインアップ【宝塚バウホール】<7月・星組『One Voice』>
2015/12/22
12月22日(火)、2016年宝塚歌劇公演ラインアップにつきまして、【宝塚バウホール】公演の上演作品が決定いたしましたのでお知らせいたします。   
星組
■主演・・・北翔 海莉、妃海 風

◆宝塚バウホール:2016年7月3日(日)~7月12日(火)
※5月12日発表の公演スケジュールから変更(公演を追加)して上演いたします。

歌声をひとつに…
『One Voice』

構成・演出/岡田敬二

一人の歌声が心を震わせ、それらが重なりあってハーモニーを作り出すと、素晴らしい世界が生まれる…。多彩な輝きを放つ北翔海莉の歌声に焦点を当て、その魅力を引き出すと共に、選抜メンバーが各々の歌声を披露するVOCAL中心のステージ。
 なんというか、着実に「進んでいる」なあ。決められたゴールに向かって。
 ここまで「予定通りです」ときれいなカタチで進められるのは、ファンとしては覚悟が決まっていいのかなあ。それとも、つらさの方が勝つんだろうか?
 情報過多の時代にトップスターのファンをやったことがないので、よくわからん。
 トップ以外は、こんな風に外堀から埋められていくようなことはなく、ある日突然答えが出るからねえ……。

 えーと、みっちゃんで岡田せんせは相性がいいので、いいのではないかと。
 この時期にいきなり「トップスターのバウ公演」がスケジュールを変更してまで追加って、DSよりもバウを選んだんだろう、本人の意志が顕著である分、心から、しあわせな公演になりますように、と思うよ。

 チケ難必至。
 『銀二貫』キャスト感想いろいろ。アタマ悪く、ただ叫ぶ(笑)。

 桃ひな美しいーー!!

 お初人形が美しすぎて、涙ぐむレベル。
 かなとくんもきれいだし……てゆーか、こういうかなとくんもふつーに見たいんだがな……谷作品だと丁稚ばっかしでよぅ。

 レオ様がかっこいーー!!

 ちょい役とモブばっかだが、とにかく美しい。いなせ。
 高い声も気にならなくなってきた。きれいっていいよね、華があるっていいよね。

 ありちゃん&まからくん、うまいわー、いい仕事してるわー。

 ありちゃんの声が好き、まろやかで聴きやすい。キツめの喋りでもきれいに耳に入ってくるのがありがたい。
 もう少し痩せてくれるといいのに……と毎回思うが、もうありちゃんはこれでいいのかなあ、とも思う……。ショーさえなければ太めの女役さん自体は需要あるもんな。ただ、ヅカはショーがあるからな……他の娘役と同じデザインの、肩出しドレスやカラダの線の出るドレス着るからな……ありちゃんの体型がやたら目立つよなあ。
 芝居だけなら、しかも日本物なら、さらに町人・人情モノなら、ありちゃんはすごく世界観に合っている。……ので、今回のありちゃんはいつもに増して好き。

 まからくんは万年丁稚役ということで、最後まで高い声のまま。大人の声が聴きたかったなー。もともと高めから、そろそろ本腰入れて男役の声を作っていって欲しいな。
 せっかくうまい人だもんねえ。

 あんこはやっぱり華やかだと思うの。
 モブで踊っていても目立つし。
 うるさい役をさせると必要以上にうるさいところも、いい味だわ。

 まちくん、役少なーーい! もっと活躍してくれるかと期待したのに。
 なんで? 谷せんせ、まちくんもっと使ってくれるかと期待したのに。や、役もないし、なまじまちくん目立つから、脇役使い回ししにくいってのもあるんだろうけど。

 叶くんも、役少なーーい! もっと活躍してくれるかと期待したのに。
 なんで? 谷せんせ、叶くんもっと使ってくれるかと期待したのに。や、役もないし、なまじ叶くん目立つから……以下同文。

 まち&叶、モブでもかっこいいよ、男前だよ!!

 諏訪っち、うまいよねー。このまま役割が増えていけば、もっともっとうまくなりそう。
 モブでも目立つアゴは長所、舞台人としての武器!

 みちるちゃん、子役うまかった! 少年役似合うなあ。
 本役の令嬢役より、主人公の少年時代役の方がイメージが強く残った。もっとお芝居ちゃんと見てみたかったな。『星逢一夜』新公ヒロインが、本役コピーでみちるちゃん本人が見えなかった分、別箱はチャンスだったんだが。
 子役うまかったから、いいか。

 モブの男の子にきれない子がいる……つか、星加くんは顔が好みだ(笑)。

 主演以外路線スターが出てなくて、この出来ですよ。
 下級生たちも有望、雪組厚いわー、磐石だわー。惚れ惚れ!
 きんぐ……!!
雪組 退団者のお知らせ
2015/12/24
下記の生徒の退団発表がありましたのでお知らせいたします。   
雪組
大湖 せしる
蓮城 まこと
央雅 光希
妃桜 ほのり
璃央 じゅん

2016年5月8日(雪組 東京宝塚劇場公演千秋楽)付で退団
 『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-』集合日。

 きんぐだけは、ずっといてくれるかと、勝手に思っていたよ……。
 やめるなら、もっと前にやめてるだろ、今の位置になってなおやめてないんだから、このままいてくれるんだろう、てな自分に都合のいい希望ゆえに。

 きんぐはわたしの、癒しジェンヌだったのよ……。


 せしこは充実期の卒業か。せしこと組むと、男が上がって見えるのよ、貴重な人なのよ。稀有なキャラクタなのよ。

 タジィはずっとわたしの萌えジェンヌっす……。なんでー? あなたの旬はこれからでしょー? ステキなおじさま役者なのに。

 ほのりちゃんは谷せんせ作品での印象が強い。『Samourai』が強烈だったからなー。ほんとかわいかった……!
 モブでもわかる、かわいこちゃん。

 璃央くんはごめん、でかいこと以外、個別認識してない……ゆえに、残念。「出会う」前に別れるなんて。


 話題作での卒業は、区切りになっていいのかもしれないけれど、ただもお残念だ。

 ううう、きんぐ~~……。
 クリスマスイヴなのに……なのに……めそめそ。
 日本物とは意外だった。
2016年 公演ラインアップ【宝塚大劇場、東京宝塚劇場】<8月~11月・星組『桜華に舞え』『ロマンス!!(Romance)』>
2015/12/25
12月25日(金)、2016年宝塚歌劇公演ラインアップにつきまして、【宝塚大劇場】【東京宝塚劇場】の上演作品が決定いたしましたのでお知らせいたします。   
星組
■主演・・・(星組)北翔 海莉、妃海 風

◆宝塚大劇場:2016年8月26日(金)~10月3日(月)
◆東京宝塚劇場:2016年10月21日(金)~11月20日(日)

グランステージ
『桜華に舞え』

作・演出/齋藤 吉正

幕末の動乱期に雄大な桜島がそびえる薩摩藩の貧しい城下士の家に生まれ、人並みはずれた度胸と剣の腕で、明治維新の立役者の一人ともなった桐野利秋。明治新政府では陸軍少将に任じられながらも、敬愛する西郷隆盛と共に下野し、“避けられぬ宿命”西南戦争へと身を投じて行く。彼が命を賭けて守り抜こうとしたものは果たして何だったのか……。会津藩との戦いの最中に出会った娘との恋や、苦楽を共にしてきた薩摩兵児達との友情、そして対立を交え、“真心”を持ち、己の“義”に真っ直ぐに生きた最後の侍の生き様を描き出します。

ロマンチック・レビュー
『ロマンス!!(Romance)』

作・演出/岡田 敬二

宝塚レビューの伝統である、華やかで美しく香り高い世界を描いた、ロマンチック・レビュー・シリーズ第19作品目。星組トップスター・北翔海莉の定評ある歌唱力を存分に活かし、宝塚歌劇の永遠のテーマでもあるロマンチックな“愛の世界”をバラエティー豊かにお届け致します。
 ショーは岡田せんせかなと思っていたけど、芝居がサイトーくんとは。みっちゃんにとって『風の次郎吉―大江戸夜飛翔―』は大切な作品なんだろうね。

 ついに内堀まで埋められた感あるけど、こうたたみ掛けるようにくり出してこられると、ただもううなずくしかない、いい公演になることを祈るばかり。

 とりあえずわたし、みっちゃんでとびきりのヒーローソングが聴きたいわ!
 サイトーくんならではの、ばばーんと派手であざとくて、かっこいいやつ。みっちゃんの声で! 絶対映えるもの。
 集合日から2日。
 『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-』新人公演一部の配役決定。

 剣心@ひとこ、薫@みちるちゃん。

 順当。
 なんのひねりもない配役なんだが、なんで集合日に出なかったんだろう?

 ひとこは本公演の役が池田小三郎という新選組隊士だから、たぶん役としての出番はあまりないんだと思う。新選組なんて最初しか出ないだろうから。そのあとはえんえんアルバイトかな。
 その分、新公主演に集中するんだろう。

 みちるちゃんは本公演の役が弥彦で、けっこう出番ありそうなんだけど、大丈夫か。うまい子だから、新公ヒロインと兼任してもやりこなせると判断されたか。


 主演二人だけの発表だと、他の役の比重が読めないなー。


 95期は卒業しちゃったんだよなあ……。
 わかっちゃいるけど、もう1公演、出て欲しかったなあ……と思うわたしは、単にかなとくんに、華々しい役をやって欲しいってだけだ(笑)。
 かなとくんなあ、油断すると地味な方へ流れるからなあ。
 派手な演目と派手な役で、ばーーん!とドヤる癖を今のうちに付けて欲しい、訓練して欲しい。……そんな、勝手な思いがある(笑)。

 ひとこくんはその点安心というか、華々しい役でなくても明るい持ち味があるからさー。

 ……ん?
 そーいやかなとくん、本役は蒼紫だっけ。
 これって…………ばーーん!とドヤる役じゃ?

 あ。
 なんか楽しみになってきた、『るろ剣』。(単純)


 やっぱなんか、『るろ剣』やるんだ、ってことに、お祭り感がある。
 普段は前もって配役表なんか見ないんだけど、今回は眺めにHP開いたもんな。

 きんぐは桂小五郎かあ。『JIN-仁-』で中岡慎太郎だったよなあ、とかなつかしく思い出す。
 幕末の志士はどーせ出番少ないだろうから、もうひとつの役の方がメインなんだろうけど……ベルクールて……ナニ?

 お庭番衆出るんだ、りーしゃ、まなはる、あす、レオって……俺得過ぎるメンバー。

 翼くんはやっぱり役ナイよなー、うん、知ってたよー、とか。

 『るろ剣』自体読んだのがあまりに昔で、配役表見ても「?」となる名前がけっこうある。かといって、読み返して予習しようとも思わないしな。
 ま、なんとかなるだろー。

 だいもんときんぐで萌えがあるといいなあ。
 同期絡みが見たいんだよー、頼むよイケコ~~。

 ……はあ。
 さみしいなあ、きんぐ……。
 今ごろしつこく『舞音-MANON-』の話。

 ディン・タイ・ソン@としくんかっこいいよねっ!!

 ヴィトー@『Bandito』とか、硬質なとしくんは大好物です。
 相方がトウカさんというのが心から残念なんですが……まあおかげで、新公と違って恋愛要素なさげで、さらに硬質な感じになってるのが、それはそれでいいかと、前向きに(笑)。

 景子タンは革命になにか含むところがあるのかな。
 革命をネタに使うわりに、ど真ん中にはおかず、横からチャチャ入れをするの。
 『ジャン・ルイ・ファージョン』のときは「アンチ植爺『ベルばら』」スタンスだと思って楽しめたんだけど、こう何度も何度も「革命の外側でわしゃわしゃしている」モノばかり書かれるとナニかあるのかと勘ぐるわ。

 革命を本気で真正面から描くことはしないくせに、作品の盛り上がりは革命任せなの。
 そこで革命利用するなら、ふつーに革命の話にすればいいのに。

 わたしが景子作品をお茶の間的と思うのは、そーゆーとこにもある。
 真正面から革命とか戦争とかの男性的世界を描かず、それとは直接関わらない、ご近所さん的小さな精神世界のみに終始する。
 狭い世界の話でもいいのよ。それならその狭い世界に重点を置いて話を作ってくれよ。
 クライマックスは何故か革命で、お茶の間とは関係ない部分に「盛り上がります、感動します」と託してしまって、え、お茶の間の立場は??になる。

 革命に頼らなきゃ派手な画面を作れない・クライマックスの盛り上がりを作れないのなら、最初から革命物やってくれればいいのに。

 としくんの役主役にしてさ。
 ヒロインがトウカさんの役でさ。
 独立運動メインで、国だ民族だ戦争だ、って本気でドラマティックやろうよ。

 なんにもしないシャルルとか舞音とか、ひとり相撲で殺されて終わりのクオンとか、放っておいてさ。

 てゆーか、アテ書きしようよ。
 まさおさんの場合は、ソレ重要(笑)。
 ふつーのトップさんは景子タンの美しい物語はなんでもハマるけど、まさおはふつーじゃないから。まさお節で繊細世界表現は向いてないから。受動態のなよなようじうじ美青年は任じゃないから。
 むしろ彼は、自分が動いて暴れて、喜びも苦悩もどーーん!ばーーん!とした「真ん中」の人だから。スカーレット役者だから。
 革命の英雄に向いているから。

 スカーレットを男にして、『舞音-MANON-』の世界、革命側の物語に放り込めばいいのよ。
 わがままで言いたいこと言って、バカで本能的で、だけどかわいくて憎めなくて魅力的で、嫌う人は嫌うけど好きな人はめっちゃ心酔する、「無視できない」存在。
 そんなスカーレット青年が、ベトナムで革命やっちゃいます!! てな。
「オマエなんか大嫌いだ!!」と言いながらも、男たちがスカーレットに従っていく。
 考えなしでバカだから無茶な作戦決行して、簡単にピンチになって、もうダメだ、てなときに敵対していたチームが助けに来てくれるの、「このバカが、オマエに死なれると困るんだよ!」てな。愛されてる(笑)。
 常識の枠に囚われて足踏みしている人々の頭の上を、ぽーんと軽やかに飛びこえていく。まさお節全開、ふつーでないからこそ面白い。

 シャルルをまさお節でうじうじやってる場合じゃないと思うんだよなあ。
 としくんの役とか、スカーレット@まさおと絡めたら、すっげー萌える役だと思うのに。
 今のままだと、「としくん単体がかっこいい」だけで、萌えに膨らまない。
 もったいない。
 さて。
 贔屓がいないまま、2015年が終わろうとしています。
 誰だよ、「半年後には新しい贔屓が出来てるって」とか言ったの、1年以上経つけどぜんぜんじゃん! ……てな愚痴は置いておいて。

 ご贔屓がいなくてもヅカヲタなので、ムラには依然通っていて、生活自体に大きな変化はありません。
 変わったなー、と思うのは、グッズに興味がなくなったこと。

 えー、公式発売グッズあれこれ。
 キャトルレーヴで売っているモノとか、劇団発行の雑誌とか、新聞記事とか。

 まっつがいた頃はね、興味津々だったの。
 キャトルレーヴには毎回寄って、写真を物色したり、ポストカードの発売日を楽しみにしたり。
 「歌劇」や「GRAPH」も毎回目を通す。まっつが載っていたら買う。新聞や雑誌も、小さなコラムでもまっつが載っていたら買う。
 や、基本まっつは露出が少ないので、探さなくてはならないし、全買いしたって金額的には大したことなかった。
 ヅカコーナーのある某雑誌とか、10年位買い続けてたけど、まっつはついに一度も載らなかったしな。新公主演しようがバウ主演しようが、ガン無視された……ま、そんな扱いの人だったから、外部メディアに取り上げられることはかなりレア、宝探し的な楽しみがあった。
 晩年は、舞台写真の発売枚数が増えて、全買いするとそれなりの金額にはなったけど……それでも、他になにもナイんだから、写真だけならたかがしれてる。

 でもまっつがいなくなってからは、グッズを買うことがなくなった。
 数年に一度のパソブ発売! とかなら祭り的にいっちょかみするけど、それ以外の通常商品には興味がない。

 つまんないなー。
 またグッズ買ってわくわくしたいなー。

 グッズで今年盛り上がった……というか、強い意志で「買うぞーー!」と思って動いたのは、『アル・カポネ』ポスターだけだ。
 や、アレは買うでしょ!(笑)
 今も部屋の真ん中にどーんと貼ってあります、カポネ様。
(わたしの部屋はトド様とまっつとだいもんのポスターが貼られているカオスな部屋ですわ)

 まっつのときみたいに、誰かの写真をわくわく買いあさる日が、いつ来るのかしら……。
 いつかご贔屓が出来ても、舞台写真発売してもらえない人にハマる可能性だって大いにあるわけだしなー。
 そもそも、まっつの舞台写真を買いあさるようになったのだって、彼が立場に反して舞台写真を発売してもらってなかったため、遅ればせながらはじめて発売されたときに記念買いしたのが皮切りでだね……あうう。


 とまあ、よーするにだ、キャトルへ行くことがあまりなくなったため、来年のカレンダー購入に、出遅れたのよね(笑)。
 スタカレは同僚からもらうからいいとして(下に企業名入ったヤツな)、パソカレ発売されたのいつか、まったくわかってなかった。

 ほら、去年だいもんのパソカレがすぐ売り切れたじゃん? 今年もそうなったらどうしよう、って、出遅れた分どきどき買いに行ったわ。
 んな心配するまでもなく、山ほど売ってたけどさ(笑)。

 表紙のだいもんが、好み過ぎる!!

 着物! 着物! 着物!
 わーん、もっと早く買って、飾っておけば良かった。もうじき表紙めくっちゃうじゃん。

 パソカレはいいね。
 スターさんのパソカレがどーんと売り場にあると、わくわくするわ。
 昔みたいにひとりで何人ものスターさんのパソカレ買わないけど。あの頃は、部屋がカレンダーだらけで大変だった(笑)。鴨居にずらりと5人とか、頭の上にヒラヒラ、月が変わるとめくるだけでも大仕事だったわ。←
 とりあえず今は、買うのはだいもんだけって決めてるけど。
 どのスターさんのもいいわよね。きれいよね。個性が出ていいよね。

 ……もう来年は、まっつのカレンダーがないんだよなあ。会販のカレンダーを愛用してたんだけどそれも今年分が最後、もう次はない。
 まっつのバカ。←まだ言う。 
 2015年を振り返るシリーズ。
 いやあ、自分のペースでどの枠にどの記事載せるか調整しながらの更新だと、いろいろ書けていいなあ(笑)。

 2015年のヅカヲタ生活を振り返ってみて、感慨深いのは遠征しなくなったなー、ってこと。

 昔のわたしは遠征なんてとんでもない、手近にあるものだけで満足する、ソレが分相応ってもんです!な、ライトなヅカヲタだったのよ。ご贔屓への愛で、欲望のままに日本中飛び回るのがあたりまえになっちゃってたけど……。
 今、贔屓がいなくなり、再びライトなヅカヲタに戻ったのだから、とーぜん遠征はしていません。

 てことで、観ていない公演がけっこうある。
 ……という書き出しでスタートしようとして、公式HPの「公演バックナンバー」ページ開けて、たたらを踏む。

 バックナンバーの2015年最初に載っている公演、って、花組『Ernest in Love』、東京国際フォーラム ホールC……いかん、しょっぱなからわたし、遠征してるわ……(笑)。

 えーとえーと、書き出しから矛盾してますが、ライトなわたしは基本遠征しない方針で……だからいろいろ観ていない公演があって……。

 まず月組中日『風と共に去りぬ』は観ていない。再演でなく、まさおにとっての新作ならば観に行ったけど、梅芸で観たので追いかける気なし。や、ライトなヅカヲタですから。
 あと、贔屓組ではあるけれど、雪組博多座『星影の人』『ファンシー・ガイ!』は観ていない。だいもんが出演しているか、あるいは別作品なら観に行ったかもだけど……わたし『星影の人』キライなんよ……くわしくは ↓ あたり参照。(水しぇん主演『星影の人』観劇時の作品感想)
http://koalatta.blog48.fc2.com/blog-entry-549.html
http://koalatta.blog48.fc2.com/blog-entry-550.html

 『宝塚舞踊会』はわたしの中では『宝塚巴里祭』と同じ括り、通常公演とカウントしてないので、ご贔屓が出演しない限り観ることはナイ。
 台湾までは行ってないけど、同じ公演を梅芸で観ているから、花組『ベルサイユのばら―フェルゼンとマリー・アントワネット編―』『宝塚幻想曲』は「観た」カウントな。

 あれ? もっと「観てない」気がしてたんだけど、観てない公演って中日と博多座だけか。


 遠征したのは『Ernest in Love』と『アル・カポネ』『星逢一夜』
 げ。「遠征しない」と言いながら、3回もしてるのか……。

 『Ernest in Love』は好きな作品で、久々の再演だったからな~~。当時のしあわせな気持ちの追体験しに、という気持ちも大きい。
 新生花組スタートで、みりかのにもわくわくしてたし。
 つか、ポスターメンバー全員が「……ナニ組?」状態で、彼らがこれからの花組の中枢なら、早いことそれを体験した方がいいだろう、という気持ちもあったし。

 『アル・カポネ』は……(笑)。
 作品つまんないし、大阪で何回も観たし、わざわざ遠征する必要はまったくなかったんだが、えっとその、だいもん目当てに。
 わたしは頭の回転が遅いため、なかなか自覚しないのな。それで同じ失敗を繰り返す。
 『BUND/NEON 上海』のときからずっと、「だいもんを見届けたい」と千秋楽間際にじたばたしてきたのよ……同じこと繰り返すのやめようよ……『Victorian Jazz』『アル・カポネ』とこれで3回目だよ……。はい、結果としては、初日観て千秋楽も観ました、でもそれは最初からそのつもりで用意してたんじゃなくて、ぎりぎりになって「千秋楽観たい、いや、絶対観る!」とあがきだしてのことで……わりと綱渡りで……。
 学習したわ。わたし、次のだいもん主演の『ドン・ジュアン』は、初日も千秋楽も「観る」と腹をくくって、先にチケット用意するわ(笑)。

 『星逢一夜』は、作品が好きだから。
 プラス、だいもんとかなとくん目当てで、新人公演と前後の本公演を観劇。
 作品への熱が沈静したので、千秋楽遠征はしなかった。

 だいもん主演公演は遠征するけれど、だいもんが出ているからといって雪組本公演を、東宝の大千秋楽まで見届けたいとは、特に思わない。
 だいもんは好きだけどご贔屓ではないので、まっつのように「どんな作品でも脇役でも、お茶会遠征、千秋楽遠征もするわ!」てなもんでは、今のところナイ。
 てゆーかだいもんのことは、まっつがいたときから好きなので、自分の中では変化も矛盾もなし。彼がさらに好みに育ってくれたことと、贔屓組にいてくれることで、「追いかけやすく」なった面はある。贔屓組以外だったら、好きの濃度UPも舞台をリピートするのも今ほどスムーズではない。
 今のだいもんを好きなハートって、オサ様を好きなハートに近いなあ。わたしのなかで。
 舞台を異次元へ変える力のある人だから、パワー全開にしていい主演公演は見届けたい、だって絶対面白いもの、面白いモノは観たいもの! という。

 たぶん、次の本公演の『るろ剣』も、ムラでは通うけど東宝遠征はしないだろうなあ。


 えーと。
 「ご贔屓がいなくなって、ライトなヅカヲタに戻ったため、遠征しなくなった」という趣旨で書きはじめた記事なのに……書いている内容は「遠征基準の話」で、つまりそれって、「遠征してる」ってことですがな!!

 お、おかしい……。
 わたしの感覚では、もうすっかり落ち着いたわたしは、遠征もせず、見逃した公演もたくさんあって、「ライトなヅカヲタになったわ……ほほほ」と収束させるつもりだったのよ。

 自分で感じていたことと、現実がチガウ……。(白目)
 え、えーと、だから、2015年を振り返るシリーズ、その3。

 2015年に観た公演で、好きだったもの・キライだったもの。

 大好き!! なのはなんつっても、雪組『星逢一夜』、作・演出/上田 久美子。

 タカラヅカで、大劇場公演で、オリジナルで、これほどの作品を上演可能なのだ、という実績を残したことに大きな意味がある、と思う。

 植爺の『ベルばら』レベルのモノしか上演されない劇団だったら、絶望しかないじゃないですか……!
 正反対のモノもこうして、ちゃんとイチから作り上げられるんだ、という感動。

 作品自体もだし、出演者も素晴らしかった。
 そりゃさ、わたしは文句言い体質なので、手放しで持ち上げてないし、好みじゃないとこいろいろあるけど、それを含んでなお、良い作品だと思うし、好きだと思う。

 贔屓組での公演、てのも大きい。
 どんだけ良い作品でも、贔屓組でなかったら耽溺するほどの回数通えないしな。
 ウエクミの『翼ある人びと』(2014年)を良い作品だと思ったけれど、通うことは出来なかった。そこに費やすだけの「時間」と「心」を確保できなかったためだ。
 「好き」と思うベクトルと、「最優先するモノ」のベクトルが重ならない限り、その公演を味わい尽くすことが出来ない。わたしの場合。
 「好き」は「好き」だから、評価は出来る……たしか2014年末に書いたまとめ記事で「2014年ナンバーワンは『翼ある人びと』」って書いていると思う。1回しか観られなかったのにね。『一夢庵風流記 前田慶次』なんか何十回観てるのにね(笑)。

 『星逢一夜』は幸運だった。
 ご贔屓がいなくて時間と心に余裕があり、贔屓組での公演で、ご贔屓なきあといちばん好きなだいもんが主要役をやっている……こんだけ幸運が重なって、わたしは好きな作品を好きなだけ楽しむことができた……うおお、なんて幸運。


 次に好きな作品は、月組『1789-バスティーユの恋人たち-』潤色・演出/小池 修一郎。

 音楽の勝利。各ナンバー聴くだけのために通えるわー。
 贔屓組でなくてもそれなりに通った。大劇場公演は期間が長いからスケジュール調節しやすい。
 やっぱ主要メンバーが歌えるのは大きい。まさおってほんと歌ウマだよなーー!

 スペクタクルな演出とドラマティックな音楽に、単純にわくわくした。

 『星逢一夜』がヅカオリジナルで日本人ならではの心の機微に涙する掌編小説のような作品で、『1789』は輸入物ならではのガツンガツンどわーっ、というテーマパークのアトラクション系。
 このまったくチガウ作品を味わえることが、タカラヅカの醍醐味。
 タカラヅカってほんとすごいね!(笑)

 好きだと思う2作品が、新作だというのも、うれしい。

 「名作」の再演もいいけどさ、1年間にこんだけ公演やってて「いい」と名前が挙がるのが再演ばかりだったら、そりゃもう未来暗いよね、やばいよね。
 ちゃんと「新作」で感動できている。
 そのことがうれしい。

 タカラヅカには、明るい未来がある。


 ……反対に、いちばんキライなのが宙組『相続人の肖像』作・演出/田渕 大輔 、で、それに甲乙付けがたい大駄作、星組『黒豹の如く』作/柴田 侑宏、演出・振付/謝珠栄 ……と、こちらも「新作」「オリジナル」で、こんなモノを堂々と書き下ろして商業作品としているなんて、ヅカの未来は暗いな!!ってなもんだけど(笑)。

 『相続人の肖像』も『黒豹の如く』も、ストーリーとキャラクタが破綻、物語として成り立っていないことが、わたしにとっての看過できないマイナスポイント。
 物語作れない人は、無理に作らなくていいよ……。
 物語が「ない」から、キャラクタを整合性なくむちゃくちゃに動かして、無理矢理「出来事」を捏造する。何故そのキャラがそう言うのか、何故そう行動するのか、理由は「そうしないと話が転がらない」からで、作者の都合でしかない。ゆえにアタマのおかしい言動を、辻褄の合わないまま場面ごとに垂れ流し続けるはめになる。
 それで「物語」を名乗らないで欲しいわ……レベル低すぎ。

 でもまあ、これくらいの駄作は植爺の平均駄作度程度だし、今年の植爺『ベルばら』がまだマシな出来だったってだけで、植爺はこれよりひどい駄作だって平気で垂れ流してきたし、それでもタカラヅカは潰れずに100年続いてるんだし、文句言いつつわたしも四半世紀観ているんだし、駄作ぐらいでヅカもわたしも光を失ったりしない(笑)。


 あー、芝居の駄作もだけど、ひそかにやばいと思うのは、ショーの傑作がナイことかもなー。

 ショーでいちばんよかったのは、花組『宝塚幻想曲』作・演出/稲葉 太地 かな。
 てゆーか他がひどかった、ような……。ゲフンゲフン。
 ねえねえ、年100回観劇する人が1回チケット忘れちゃうのと、年に1回しか観劇しない人がその1回忘れちゃうのとでは、意味が違うよねえ?

 いやこの間、チケット忘れてムラへ行っちゃってさ。
 お忘れ券で入れてもらったんだけど、ほら、お忘れ券って個人情報記入させられるじゃん? んで、前科(過去にもお忘れ券を使ったことがあるか)を問われるじゃん?
 わたしはもちろん前科持ち(笑)なので、正直にそのことを言うんだけど、ふと、「お忘れ券を使った回数のみカウントされてたらやばいな」と思った。

 わたしが年に一度、チケット忘れをやらかしちゃったとする。
 でもわたしは年100回観てて、99回はちゃんとチケット用意して観劇している。
 が、そんなこと大劇場スタッフにはわからない。
 以前にわたしが書いた「お忘れ券発行してください」書類を見て「あ、こいつ去年もチケット忘れたとか言ってる。毎年忘れるとか、どんだけボケてんの?」と思われるかもしれない、わけだ。
 毎年かもしんないけど、去年の1回と今年の1回の間には、99回の「ふつーに観劇」があってだね……!!
 人間、100回のうち1回くらい失敗するじゃん?!
 100分の1だったら、「人間だもの仕方ない」数値ぢゃね?

 なんてことをね、勝手に考えました(笑)。
 劇場がお忘れ券利用者をどんだけリスト化してるかは知らないし、劇場側が懸念しているのは利用者の「うっかり度」ではなく、不正なチケットとかお忘れ券常習者なんだろうけど。

 てきとーに「年1回」と書いたけど、実際は数年に1回くらい? 年間100回観ても、まあまず忘れることはナイからなー。
 それに、以前はともかく、「ライトなヅカヲタ」になったわたしは、100回も観てないし。

 つーことで、2015年の観劇回数は。
 例年通り、さくっと数字のみメモ取ってるのを記しておく。

1月  7
2月  6
3月  5
4月  4
5月  8
6月  5
7月  7
8月  9
9月  9
10月 6
11月 5
12月 3

 計74回でした。

 贔屓がいない、はじめての年。
 えーと、贔屓のいた2013年の観劇回数と比べようと思ったんだけど、ブログに書いてない? 見つけられない(そもそも書いたかどうかもおぼえてねー)ので、2012年のがあったから、そっちを例に出す。

 2012年の観劇回数 138回。

 わ。
 倍、近い……?

 2014年は途中まで贔屓いたからねー。
 完全にいないのは今年が(ブログ開始以降)はじめて。

 贔屓のいた138回と、贔屓なしの74回。
 その差64回。
 単純に考えれば、その64回は、まっつのための数字なわけだな。

 64回分のチケット代と、時間と。
 まっつに使っていたんだねえ。


 今年は人並みの観劇回数に落ち着いたんじゃないかと思う。
 や、ナニをもって「人並み」とするのか、難しいところではあるけれど。
 この調子で、落ち着いたヅカヲタ生活を送りたいと思う。

 2016年は、元日から観劇だけどな(笑)。

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