設定とプロット萌え。@新源氏物語
2015年10月6日 タカラヅカ なんかもーしみじみと、「源氏物語」って面白い!!と思った。
『新源氏物語』という作品自体は、それほどいい出来の作品だとは思えない……うん、大泣きしたけど、冷静に思い返してみると、あちこち気になる……のだけど、コレを通して原作である「源氏物語」自体の面白さに開眼した。
や、原作本気で読んだことないけどね。第一に、あの文字読めないもん。どこまでが一文字なのかもわからん、ただののたくった模様に見える……。←
わたしの少ないのーみそでは、「源氏物語」を原文で読むことは一生ナイと思う。誰かが現代の活字に直し、訳し、注釈を付け、読み解いてくれたモノしか、理解できないだろう。
その程度の教養の人間の「開眼」だ(笑)。
原作・原文は読めないけれど、先人たちがわたしにも読めるカタチで残してくれた「源氏物語」……その設定とプロットの面白さを再確認。
光源氏の設定とプロットで、いくらでも物語作れるよね。ドロドロ不倫モノでも、ピュアな恋愛モノでも、父子関係に焦点あてたモノでも、人生哲学モノでも、ビジネス界のサクセスモノでも。
あらゆる「普遍的なドラマ」が詰まってる。
多くの人が「源氏物語」を再構築して世に出している、その気持ちがわかる。
こんだけいろんなモノが詰まった物語、「自分なりの切り口」で俎上に載せられて面白いわ~。
簡単なところで言うと、ヒロインを藤壷にするか、紫にするか……というだけでもまったくチガウ物語を描けるしな。女性キャラのひとりをピックアップして、その彼女と源氏の「恋愛」を書くことだって出来るのだし。
ただ、原作全部をなんとかしようと思ったら、大変だなー。長いし、どうしても焦点はぼけるし内容も変化しているし。
光源氏の一代記を短編で再構築するとなると、……今まで見てきたいろんなドラマや映画、おもしろいと思えるモノはひとつもなかったもんな~~。
この『新源氏物語』にしたって、大駄作の『あさきゆめみしⅡ』にしたって。
一代記ものは難しいわ。
そしてつくづく、『夢の浮橋』はよく出来ていたなと思い返す。や、「源氏物語」ったって主人公光源氏じゃなかったけど。その分原作が短いし一代記モノではなかったけど。テーマの切り口がはっきりしてたからなー。
「源氏物語」を面白いと思い、自分ならどこをどのように切り取って書くだろうかと考える。舞台やドラマでなら短編90分、小説だとしたら文庫1冊くらいのボリュームで。
…………六条御息所が面白いかなあ。作中の時間幅を大きく取らないで、短い期間をより深く掘り下げて描く、のが楽しそう。
あとは藤壷かなあ。
「源氏物語」って面白い。
そう再確認させてくれた、そのことだけでも『新源氏物語』を観て良かった。
『新源氏物語』という作品自体は、それほどいい出来の作品だとは思えない……うん、大泣きしたけど、冷静に思い返してみると、あちこち気になる……のだけど、コレを通して原作である「源氏物語」自体の面白さに開眼した。
や、原作本気で読んだことないけどね。第一に、あの文字読めないもん。どこまでが一文字なのかもわからん、ただののたくった模様に見える……。←
わたしの少ないのーみそでは、「源氏物語」を原文で読むことは一生ナイと思う。誰かが現代の活字に直し、訳し、注釈を付け、読み解いてくれたモノしか、理解できないだろう。
その程度の教養の人間の「開眼」だ(笑)。
原作・原文は読めないけれど、先人たちがわたしにも読めるカタチで残してくれた「源氏物語」……その設定とプロットの面白さを再確認。
光源氏の設定とプロットで、いくらでも物語作れるよね。ドロドロ不倫モノでも、ピュアな恋愛モノでも、父子関係に焦点あてたモノでも、人生哲学モノでも、ビジネス界のサクセスモノでも。
あらゆる「普遍的なドラマ」が詰まってる。
多くの人が「源氏物語」を再構築して世に出している、その気持ちがわかる。
こんだけいろんなモノが詰まった物語、「自分なりの切り口」で俎上に載せられて面白いわ~。
簡単なところで言うと、ヒロインを藤壷にするか、紫にするか……というだけでもまったくチガウ物語を描けるしな。女性キャラのひとりをピックアップして、その彼女と源氏の「恋愛」を書くことだって出来るのだし。
ただ、原作全部をなんとかしようと思ったら、大変だなー。長いし、どうしても焦点はぼけるし内容も変化しているし。
光源氏の一代記を短編で再構築するとなると、……今まで見てきたいろんなドラマや映画、おもしろいと思えるモノはひとつもなかったもんな~~。
この『新源氏物語』にしたって、大駄作の『あさきゆめみしⅡ』にしたって。
一代記ものは難しいわ。
そしてつくづく、『夢の浮橋』はよく出来ていたなと思い返す。や、「源氏物語」ったって主人公光源氏じゃなかったけど。その分原作が短いし一代記モノではなかったけど。テーマの切り口がはっきりしてたからなー。
「源氏物語」を面白いと思い、自分ならどこをどのように切り取って書くだろうかと考える。舞台やドラマでなら短編90分、小説だとしたら文庫1冊くらいのボリュームで。
…………六条御息所が面白いかなあ。作中の時間幅を大きく取らないで、短い期間をより深く掘り下げて描く、のが楽しそう。
あとは藤壷かなあ。
「源氏物語」って面白い。
そう再確認させてくれた、そのことだけでも『新源氏物語』を観て良かった。