新人公演『Shakespeare〜空に満つるは、尽きせぬ言の葉〜』を観て、そっから思ったことなんぞをたらたらと記憶確認も兼ねて記す。
複数回新公主演した上級生スターが、最後の新公で脇に回って舞台を締めるの、好きだなー。
やっぱ研7の最後の新公は、下級生に主演を譲って、長の期の仕事に没頭してほしいじゃないですか。その座組をまとめる役割って、その後の舞台人人生に絶対プラスになるし。
次から下級生たちだけでやっていかなきゃならない、いきなり手を離すのではなく、補助輪として支える……そんな頼もしい姿を、1ヅカファンとして、見たいじゃないですか。
そうやって支えにまわり、別の経験を積む、ってことは、「主演スキル取得」と認め印を押されたよーなもんじゃん? 取得済みだから、はい、次は別のスキルを取るようがんばってね、てな。
複数回主演しているのに、それでもまだ最後まで新公主演する人の場合、「なにかしら不安要素があり、追試が必要」と劇団から判断されたのかな、と思う。
スターとして、技術でも舞台での居方でも人気でも、なにかしら「足りない」から、「ソレを得るべくもう一度主演しておいで」ってことなのかなと。
たとえばれおんくんなんか、5回も新公主演して、その間WS主演もして、バウやDCの2番手もして、それでも研7の最後の公演まで新公主演、しかもこの最後の公演ってお尻が4月(研8)にかかるくらいの年度末公演で、本公演で役替わりで2番手役までやっていながら、それでも新公主演しなければならなかった。
同世代の路線スターの何倍もの経験を積ませても、まだ、不安視されていたんだ。人気も実力も足りなさすぎると。
その証拠に、彼はそののちも、若手や別格の主演するWSに、ただひとり学年も立場も違いすぎるのに放り込まれていた。あれだけ経験を積んでもなお、「追試が必要」と判断されたようだ。
(その結果、立派なトップスターになった、のは周知の通り)
他のスターとの兼ね合いもあるから、「最後の新公で主演する」=「追試」と確定しているわけじゃないが。
前の新公主演から何年も間が空いている場合、「主演スキル取得済」でも、「ペーパードライバーの再試験」としてラストにやる場合もあるし。
でも、間が空いているわけでもなく、「主演スキル取得」とお墨付きだったらたぶん、回ってこないと思うんだ。トウコなんか研6で新公卒業したしね。
今年度が新公ラストになる95期。
花組のカレー、雪組のれいこは、やっぱなんかしら不安要素があっての新公主演駄目押し、という気がする(笑)。
現に人気も実力も順風満帆、本公演ポスターにも載っちゃってます、2回目のバウ主演も決まってますぜ!の星組のことちゃんは、ラスト新公はモブをやってたもの。
月組のあーさはラスト新公がようやく2回目だから、「ラスト新公までに複数回主演している」という前提に当てはまらないのでこの話題からは除く。
とまあ、長い前振りで恐縮だが、「ラスト新公までに複数回主演している」上で、ラスト新公は主演ではなく、下級生を支える立場に回っている……宙組のずんちゃんは、劇団から信頼されているのだなと思った。
ことちゃんはまったくのモブだったけど、ずんちゃんが2番手役なのは、ことちゃんほどたくさん経験を積んでいるわけじゃないためだろうと思う。
本公演で3番手相当(準ヒロイン)を演じていることちゃんと同じではないわな……って、こう語りながら花組で完全に3番手として活躍しているカレーくんのことを思ったけれど、ええっと、それでも彼には追試が必要だと劇団が判断したんだと思うよ、れおんくんがそうであったように。
ともかく。
ずんちゃんはもう、新公主演しなくても大丈夫だと、劇団に判断された。
加えて、もえこちゃんにも期待がかかっているんだろう。
初主演同士を組ませることって、あんまりないもの。
きっと大変すぎて舞台が立ちゆかなくなる危険性が増すためだろう、男女どっちかは経験者を混ぜる。あるいは、どちらかを研7かせめて研6など上級生にするとか。新公主演してないだけで、それまでになにかしら活躍の場を経験しているとか。
そうやって、主演とヒロインが共倒れしないように配慮する。
学年の若い初新公主役コンビを支える意味で、ずんちゃんの2番手が必要だったかなと思う。
これで2番手役まで経験値の低い下級生だったりしたら、マジで舞台が心配。……もえこららコンビが手堅くこなしたのは結果論で、企画段階でわざわざそんな、誰の得にもならない冒険はせんやろ。
そんな風に「以前こうだったから」という記憶の積み重ねで観劇できるのもタカラヅカの楽しみのひとつ。
「宙組観たいことナイ、本公演も観てない、たまたまツテがあって新公だけはじめて観た」……というだけ(生徒さんの身内・知り合いに多いパターン)でももちろん、楽しめるだろうし、それはそれでまったく違った視点で観られるのだと思う。
わたしは今さら「ナニも知らない、タカラヅカってナニ?」という視点では観られないので、それならいっそ、今わたしが知り得るものすべて知った上で楽しみたい、と思う。
せっかく継続して観てきているんだもの、前回の新公で気になった子は、「前回に比べてこうだった」とか感じたいわ。
だから、95期ラスト新公の主演がずんちゃんじゃないことに、わくわくした。そりゃずんちゃん主演でもわくわくしたし、楽しんだと思うけどね。
それとは別に、マカゼ役をやるずんちゃん! 主演経験者として支え役をやるずんちゃん! に、主な配役決定時から、わくわくしていた。
……のだけど。
えーと。
とりあえず今んとこ、ヒゲのずんちゃんにはときめきません……(笑)。
マカゼのヒゲが似合いすぎてるからかなあ。
丸顔+ヒゲ、って、期待したほどセクシーじゃないというかええっと、あ思ってたのとチガウ、てな感じがあってええっと。
ずんちゃん次『エリザベート』でひょっとしたらヒゲ付けるよな、エルマーあたり役だとしたらヒゲありだよな、予行演習出来てよかったのか? とか、余計なことまで考えた。
ビジュアルはわたしが期待した(てゆーか期待値高すぎ? 最近のずんちゃんの顔好き)ものではなかったんだが、お芝居はさすがよねー!
ジョージ役ってさ、新人がいっぱいいっぱいになってやる役じゃないのよ。緊張が伝わってきてはいかんと思うのよ。
その点ずんちゃんは余裕でさ。
あー、喉ごしすっきりだわー、と思った。
主役のウィリアム@もえこに対し、身分・年齢・立場的に、自然に「上」であれること。
ジョージが違和感なくジョージで、この役がずんちゃんでよかったなと思った。
……ヒゲも、最後の方ではもうアリかと思ってたし。うん、『エリザベート』も楽しみだ!
もえこちゃんもこの学年で新公主演デビューしたってことは、何回か主演するんだろう、それならどうか最後の新公では、脇の支えに回って余裕な姿を見せてほしいな。
新公主演者が最後の公演で支え役をする、のを観るのが好き。
複数回新公主演した上級生スターが、最後の新公で脇に回って舞台を締めるの、好きだなー。
やっぱ研7の最後の新公は、下級生に主演を譲って、長の期の仕事に没頭してほしいじゃないですか。その座組をまとめる役割って、その後の舞台人人生に絶対プラスになるし。
次から下級生たちだけでやっていかなきゃならない、いきなり手を離すのではなく、補助輪として支える……そんな頼もしい姿を、1ヅカファンとして、見たいじゃないですか。
そうやって支えにまわり、別の経験を積む、ってことは、「主演スキル取得」と認め印を押されたよーなもんじゃん? 取得済みだから、はい、次は別のスキルを取るようがんばってね、てな。
複数回主演しているのに、それでもまだ最後まで新公主演する人の場合、「なにかしら不安要素があり、追試が必要」と劇団から判断されたのかな、と思う。
スターとして、技術でも舞台での居方でも人気でも、なにかしら「足りない」から、「ソレを得るべくもう一度主演しておいで」ってことなのかなと。
たとえばれおんくんなんか、5回も新公主演して、その間WS主演もして、バウやDCの2番手もして、それでも研7の最後の公演まで新公主演、しかもこの最後の公演ってお尻が4月(研8)にかかるくらいの年度末公演で、本公演で役替わりで2番手役までやっていながら、それでも新公主演しなければならなかった。
同世代の路線スターの何倍もの経験を積ませても、まだ、不安視されていたんだ。人気も実力も足りなさすぎると。
その証拠に、彼はそののちも、若手や別格の主演するWSに、ただひとり学年も立場も違いすぎるのに放り込まれていた。あれだけ経験を積んでもなお、「追試が必要」と判断されたようだ。
(その結果、立派なトップスターになった、のは周知の通り)
他のスターとの兼ね合いもあるから、「最後の新公で主演する」=「追試」と確定しているわけじゃないが。
前の新公主演から何年も間が空いている場合、「主演スキル取得済」でも、「ペーパードライバーの再試験」としてラストにやる場合もあるし。
でも、間が空いているわけでもなく、「主演スキル取得」とお墨付きだったらたぶん、回ってこないと思うんだ。トウコなんか研6で新公卒業したしね。
今年度が新公ラストになる95期。
花組のカレー、雪組のれいこは、やっぱなんかしら不安要素があっての新公主演駄目押し、という気がする(笑)。
現に人気も実力も順風満帆、本公演ポスターにも載っちゃってます、2回目のバウ主演も決まってますぜ!の星組のことちゃんは、ラスト新公はモブをやってたもの。
月組のあーさはラスト新公がようやく2回目だから、「ラスト新公までに複数回主演している」という前提に当てはまらないのでこの話題からは除く。
とまあ、長い前振りで恐縮だが、「ラスト新公までに複数回主演している」上で、ラスト新公は主演ではなく、下級生を支える立場に回っている……宙組のずんちゃんは、劇団から信頼されているのだなと思った。
ことちゃんはまったくのモブだったけど、ずんちゃんが2番手役なのは、ことちゃんほどたくさん経験を積んでいるわけじゃないためだろうと思う。
本公演で3番手相当(準ヒロイン)を演じていることちゃんと同じではないわな……って、こう語りながら花組で完全に3番手として活躍しているカレーくんのことを思ったけれど、ええっと、それでも彼には追試が必要だと劇団が判断したんだと思うよ、れおんくんがそうであったように。
ともかく。
ずんちゃんはもう、新公主演しなくても大丈夫だと、劇団に判断された。
加えて、もえこちゃんにも期待がかかっているんだろう。
初主演同士を組ませることって、あんまりないもの。
きっと大変すぎて舞台が立ちゆかなくなる危険性が増すためだろう、男女どっちかは経験者を混ぜる。あるいは、どちらかを研7かせめて研6など上級生にするとか。新公主演してないだけで、それまでになにかしら活躍の場を経験しているとか。
そうやって、主演とヒロインが共倒れしないように配慮する。
学年の若い初新公主役コンビを支える意味で、ずんちゃんの2番手が必要だったかなと思う。
これで2番手役まで経験値の低い下級生だったりしたら、マジで舞台が心配。……もえこららコンビが手堅くこなしたのは結果論で、企画段階でわざわざそんな、誰の得にもならない冒険はせんやろ。
そんな風に「以前こうだったから」という記憶の積み重ねで観劇できるのもタカラヅカの楽しみのひとつ。
「宙組観たいことナイ、本公演も観てない、たまたまツテがあって新公だけはじめて観た」……というだけ(生徒さんの身内・知り合いに多いパターン)でももちろん、楽しめるだろうし、それはそれでまったく違った視点で観られるのだと思う。
わたしは今さら「ナニも知らない、タカラヅカってナニ?」という視点では観られないので、それならいっそ、今わたしが知り得るものすべて知った上で楽しみたい、と思う。
せっかく継続して観てきているんだもの、前回の新公で気になった子は、「前回に比べてこうだった」とか感じたいわ。
だから、95期ラスト新公の主演がずんちゃんじゃないことに、わくわくした。そりゃずんちゃん主演でもわくわくしたし、楽しんだと思うけどね。
それとは別に、マカゼ役をやるずんちゃん! 主演経験者として支え役をやるずんちゃん! に、主な配役決定時から、わくわくしていた。
……のだけど。
えーと。
とりあえず今んとこ、ヒゲのずんちゃんにはときめきません……(笑)。
マカゼのヒゲが似合いすぎてるからかなあ。
丸顔+ヒゲ、って、期待したほどセクシーじゃないというかええっと、あ思ってたのとチガウ、てな感じがあってええっと。
ずんちゃん次『エリザベート』でひょっとしたらヒゲ付けるよな、エルマーあたり役だとしたらヒゲありだよな、予行演習出来てよかったのか? とか、余計なことまで考えた。
ビジュアルはわたしが期待した(てゆーか期待値高すぎ? 最近のずんちゃんの顔好き)ものではなかったんだが、お芝居はさすがよねー!
ジョージ役ってさ、新人がいっぱいいっぱいになってやる役じゃないのよ。緊張が伝わってきてはいかんと思うのよ。
その点ずんちゃんは余裕でさ。
あー、喉ごしすっきりだわー、と思った。
主役のウィリアム@もえこに対し、身分・年齢・立場的に、自然に「上」であれること。
ジョージが違和感なくジョージで、この役がずんちゃんでよかったなと思った。
……ヒゲも、最後の方ではもうアリかと思ってたし。うん、『エリザベート』も楽しみだ!
もえこちゃんもこの学年で新公主演デビューしたってことは、何回か主演するんだろう、それならどうか最後の新公では、脇の支えに回って余裕な姿を見せてほしいな。
新公主演者が最後の公演で支え役をする、のを観るのが好き。