『LOVE & DREAM』—I. Sings Disney/II. Sings TAKARAZUKA —千秋楽に行ってきました。

 ディズニー苦手言うたやん! 「タカラヅカ」でコレは求めてない言うたやん! なのに行くんかよ!
 行きます(笑)、だって「タカラヅカ」は好きだし。

 2回目だと、ディズニーパートの苦手感もマシになった。「こういうもん」とあきらめが付いて。

 しかし、出演者の「ビジュアル特化」「歌特化」の二極化がすごくてウケた。
 おもしろいなあ。
 そして、それもこれもみんなアリだという、「タカラヅカ」は面白いなあ、と思う。


 ところで。

 この公演の梅芸初日を観たときから、「みっちゃん、好き放題やってんなあ」というのは感じた。
 劇団による公演企画が、トップスターとはいえ1タカラジェンヌの意見に左右されると思っているわけじゃないが、みっちゃんに関してはかなりその意向を汲んでもらっている気がする。
 物理的な根拠があるわけではないが、実際に舞台を観ているとそう感じるんだ。
 みっちゃんが望み、劇団がソレを許したなら、双方両思い、いい関係でいい興行を打てているのだと思う。
 そういう意味での「好き放題」だ。
 苦い思いを隠しての公演より、みんながハッピーな方がいい。

 だが、千秋楽。
 感じたことは、「好き放題」ではなく……いや、確かに楽もまた、彼が自分の意志で好きに暴れていることは伝わってきたけれど……なんつーか。

 みっちゃん、生き急いでるなあ。

 と、思った。

 トップになってからのみっちゃんに感じていた、背中をじりじり煽られるような感じ、これは、そういうことだったのか。
 生き急いでる。

 短い時間を、完全燃焼……いや、完全以上に燃焼しきる勢いを感じる。
 胸が詰まった。

 門外漢のわたしでも感じるんだから、きっとここにいる多くのファンはそう感じていて、でも具体的な言葉にはしなくて、ただ、この時間を共に燃焼しているんだろう。脇目も振らずに付いていくんだろう。


 2幕の「タカラヅカ・ショー」は好きだけど、やっぱふつうのヅカのショーがいいなあ。
 梅芸だと『タカスペ』と同じで、歌謡ショーにしかならないんだね……って、そっか、この公演そもそもコンサートだったね。

 それでもやっぱり、好きだな。
 これぞ「タカラヅカ」な選曲。

 それを深く豊かに盛り上げる、みっちゃんのドラマチックな歌声。

 次はディズニーなしで、「タカラヅカ」のもっとも「タカラヅカ」らしいコンサートを望む。
 ……バウホールじゃ、わたしはチケット取れないだろうけどなー。

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