『LOVE & DREAM』—I. Sings Disney/II. Sings TAKARAZUKA —梅芸初日観劇。

 えーと。
 まず最初に言っておくと、わたし、ディズニー好きじゃないっす。
 『ガンダム』とか『マクロス』とか『エヴァンゲリオン』とかの日本アニメで育ってきたので、あの絵がダメなの。
 絵の苦手感を乗り越えて見れば楽しいエンタメ作品だと思えるんだけど、乗り越えてまで見なくても、他にいくらでも娯楽があるので、ほとんど見たことがナイ。つか、どっちかしか時間がないなら、日本のアニメ映画見るわ。

 てな人間なので、「タカラヅカとディズニーコラボ」って聞くだけで、「あーあ(テンション↓)」とは思った。
 絵がダメなだけで音楽はいいから、コンサートはいいんだけど、それでも興味のない、知らないものだから、楽しみにしようがない。
 とはいえ、植爺にあんだけ文句言いつつも『ベルばら』にも毎回ちゃんと足を運んでいるわたしですから、苦手だろうと興味なかろうと、それが「タカラヅカである」なら、スルー出来ない。
 だって、「タカラヅカ」は好きなんだもの。
 好きなモノは、体験します。


 でもって。

 「タカラヅカ」でディズニーはやらんでいい。

 と、心から思いました(笑)。

 求めてない。
 わたしこれ、求めてないわー。

 ほら、わたし、大人が演じる子役苦手じゃん? 一般人より長身で手足の長いタカラジェンヌが、無理して子役を演じてるの。14歳のマリー・テレーズが4歳児みたいな喋り方して、ぞーっとする、アレ。

 アレが苦手な人間に、ディズニーは無理だった模様。

 せっかくの美しくてかっこいいタカラヅカスターたちが、幼児教育番組のキャストみたいになってる……。

 タカラジェンヌのかわいい仕草や衣装、場面は大好きだけど、それはショーの1場面だからだ。
 1幕全部がそのノリだと、きつい。

 チガウ、これはわたしの求める「タカラヅカ」じゃない。
 お子さまショーは別の団体でやってくれ。

 加えて、ディズニー界のトップスター、ミッキーマウス様が、みちこ様じゃないですか。

 …………わたし、みっちゃんの幼児プレイ、ちょー苦手なんよ…………。
 幼児プレイっちゅーか、かわいこぶるみちこ様。

 みっちゃんはタレーランとか、ウィリアム・ハミルトンとか、渋い大人キャラだと素敵なのよ、お笑いとかかわいこぶったキャラは違うのよ、わたし的に。

 チガウ、これはわたしの求める「みちこ様」じゃない。
 お子さまショーは別の人でやってくれ。

 と、肩を落としました。

 いや、ちゃんと楽しんだんだけどね。
 興味ナイ、絵が苦手、ったって、現代人やってればディズニー曲はいくらでも耳にしているし、耳馴染みのある曲をみっちゃんたち本気でうまい人が、もしくはかいまさこまおポコという本気で美しい人たちが表現してみせてくれているのよ。
 そりゃ楽しいわ。楽しめるわ。

 でも、わたしはこれ、好きじゃない。求めてない。

 2部の「タカラヅカ・ショー」が、本気で楽しかった。心に染みた。

 『Misty Station』かと思ったけど(笑)。ヨシマサ、使い回し自重。

 みっちゃん、マジすげえな。
 声がオトコマエで、それだけで全部吹っ飛ばす勢い。

 ……まっつヲタとしては、胸に痛い選曲もいくつかあったんですが(笑)。まあそこはソレ、ヅカヲタ続けてたら避けて通れないからねー。


 んで、毎度のことだが、コンサートグッズ高すぎ(笑)。
 ペンライトは昔の千円のに戻してくれー。びんぼーで買えない。買わない。とほほ。

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