傷を照らす稲妻のような彼・その2。@一夢庵風流記 前田慶次
2014年7月7日 タカラヅカ 『一夢庵風流記 前田慶次』のまっつまっつ、その2。
2度あることは3度ある。
雪丸様の3度目の登場は、またしても声から。
茶屋で助右衛門@ちぎくんに相談するはずが不発、落胆する加奈@せしこに対し、またしてもまず否定から入る。
「あなたは……?!」ばばーん(雷鳴)「雪丸……!!」
2回目まではシリアスでも、3回続くと、すでにギャグです。
面白すぎ。
そしてこの場面こそがまっつ本領発揮。本気のエロ行きます。
すごいなー。
えらいことになってますがな。
敵だと小太刀を構える女を相手に、刃物を突きつけながらも抱きしめ、口説く男。
しかも言ってることがエロい。
「ひとを乞うる女性の肌が、逢瀬を重ねるごとにどのように艶増していくか」「罪を犯す悦び躯がおぼえている」……。
雪丸の出番のなさ、書き込みの少なさから、いきなりこれでしょ。
大野せんせは、まっつにエロ台詞を言わせたいだけなのか疑惑(笑)。
や、本来の出番がカットされたせいだとは思ってるけど、今あるものだけだと、エロ担当なだけよねー、雪丸様。
初日はもう、この展開にぶっとび、「ナニガオコッテイルノ??」だったんだけど。
慣れてくると(笑)、いろんなことを楽しめる。
ただエロエロしているだけの雪丸様だけど、けっこういろんな感情が見える。
最初のうちっていうか、初日からしばらくあたりは、わりとクールだったかな。二枚目の範疇を意識している感じ。
それがしばらくすると、中の人がエロに目覚めた……というか、悪とかそっち方向に気分が乗っちゃったのか、下劣っぷりが半端ナイ。
加奈を床に転がして顔をのぞき込み、歌い出すところ。
あそこの目に下品ないやらしさが走るのね。
ほんとに「ぐへへへ」的な。
ちょっと中の人、やり過ぎ、やり過ぎよ、すみれコード!!
いやあ……身が持ちません。
あんだけ剥き出しのエロをぶつけてくる人……。
ただやらしいだけじゃなく、卑しいんだもん……これを表現してくる人、そのくせ美しいとか、人間業じゃないっすよ……タカラヅカこわい……。
まっつってさー、今までラブシーンまともにやったことない人じゃん。『ベルばら』の型芝居「今宵一夜」が初ラブシーンってくらい。
番手スターで経験値最下位か、ぐらいの人なのに、なんでこうやらせるとぶっちぎりでエロいんだろう……おそるべし。
んで、ラブシーンある役ほとんどやったことないのに、みんなだって見たことないのに、「まっつならエロいに違いない」ってわかってるところがね……ほんとに特異な人だな。
そうやって公演中盤あたりは悪役度が上がっていて。だからラストのにこにこラブラブの違和感もハンパなくて。
でも、公演が終わりに近づいてから、なんかまた変わってきて。
悪なのは相変わらずなんだけど……悲しそうです。
加奈に対するときは、ことさら「悪」「卑劣」な顔をする。
でも、加奈が背を向けているとき、彼女を台詞もなく後ろから見つめているとき……とても、切ない瞳をする。
基本無表情なんだけど、そこに、悲しいモノがある。
でも加奈が動くと、すぐにまたドSな悪人の顔に戻る。獲物をいたぶる風になる。
雪丸様……。
キュン死するかと、思いました……。
あの悲しい瞳に気づいたとき。
いやもお、どんだけあんた……。
雪丸様はけっこういろんな感情、いろんな表情をしているので、そのときどきによってチガウ。
苦悩する加奈を後ろから見つめているとき、哀しみが強いときも虚無が強いときも、毒が強いときもある。
その配分は、日替わり公演替わりなので、まったく掴めない。
そのときによって、いろんな雪丸様がいる。
えーと、盆が回ってるにしろ、いったん上手側になるあたり。あそこ要チェックな。加奈とはいったん離れるから、具体的なエロじゃないけど、雪丸様の内心がいちばん見える。
この盆周りますWエロ場面はすごいなあ。や、もうひと組はまだちゃんと見られたことがないんだけど(どうせDVDはそっちしか映ってないんだろうし)。
ずっとらぶらぶでくっついてるカップルより、「いやよいやいや、ダメ」から、「やっぱりイイわ」になるカップルの方がエロくないか?
それとは別に、後ろ向きに歩いて、せり上がりってすげえなと、技術面にも毎回感心している。
回る盆の上を走り回って、加奈の手を引いて後ろ向きに歩き、止まったところでセリが上がるのよ? 足元見てないのよ?
立ち位置間違えたら、命に関わるよね?
役者ってすごいなー……位置を感覚に叩き込んでるんだ。ふたりしてぴったり合わないと出来ないよね、こんなこと。
最後の、加奈の方から抱きついてきて、得たりと雪丸が抱きしめるところ。
『エリザベート』のラストシーンだ、と思って見てまっつ。
シシィから抱きついてきて、トートが感慨深く抱きしめるアレ。
まっつがトートだったらこんな感じー?(笑)
ここも、いろんな感情があるよね。ほんとにただ悪のにやりをするときもあれば、愛が見えるときもある。
つっても、ただの愛情には決してならず、一度は必ず「悪」な顔になり、キスシーンへ行く。
このキスがまたね……。
まっつって、キスを手で隠さないよね。背中向けて隠さないよね。
絶対に見える形で、ぎりぎりのところを表現するよね……。
キスシーンろくにしたことないくせに……「今宵一夜」が本公演でははじめてだったりするのに……そのくせ、超難易度プレイとか、どんだけ自信家。つか、プライド高っ。
横顔が美しい人は、キスシーンも美しいよな。
最後の最後まで、がっつりいただきます。
ほんとに、この場面だけでも雪丸というキャラの価値あり、感謝感謝。ああ楽しい。
続く!!
2度あることは3度ある。
雪丸様の3度目の登場は、またしても声から。
茶屋で助右衛門@ちぎくんに相談するはずが不発、落胆する加奈@せしこに対し、またしてもまず否定から入る。
「あなたは……?!」ばばーん(雷鳴)「雪丸……!!」
2回目まではシリアスでも、3回続くと、すでにギャグです。
面白すぎ。
そしてこの場面こそがまっつ本領発揮。本気のエロ行きます。
すごいなー。
えらいことになってますがな。
敵だと小太刀を構える女を相手に、刃物を突きつけながらも抱きしめ、口説く男。
しかも言ってることがエロい。
「ひとを乞うる女性の肌が、逢瀬を重ねるごとにどのように艶増していくか」「罪を犯す悦び躯がおぼえている」……。
雪丸の出番のなさ、書き込みの少なさから、いきなりこれでしょ。
大野せんせは、まっつにエロ台詞を言わせたいだけなのか疑惑(笑)。
や、本来の出番がカットされたせいだとは思ってるけど、今あるものだけだと、エロ担当なだけよねー、雪丸様。
初日はもう、この展開にぶっとび、「ナニガオコッテイルノ??」だったんだけど。
慣れてくると(笑)、いろんなことを楽しめる。
ただエロエロしているだけの雪丸様だけど、けっこういろんな感情が見える。
最初のうちっていうか、初日からしばらくあたりは、わりとクールだったかな。二枚目の範疇を意識している感じ。
それがしばらくすると、中の人がエロに目覚めた……というか、悪とかそっち方向に気分が乗っちゃったのか、下劣っぷりが半端ナイ。
加奈を床に転がして顔をのぞき込み、歌い出すところ。
あそこの目に下品ないやらしさが走るのね。
ほんとに「ぐへへへ」的な。
ちょっと中の人、やり過ぎ、やり過ぎよ、すみれコード!!
いやあ……身が持ちません。
あんだけ剥き出しのエロをぶつけてくる人……。
ただやらしいだけじゃなく、卑しいんだもん……これを表現してくる人、そのくせ美しいとか、人間業じゃないっすよ……タカラヅカこわい……。
まっつってさー、今までラブシーンまともにやったことない人じゃん。『ベルばら』の型芝居「今宵一夜」が初ラブシーンってくらい。
番手スターで経験値最下位か、ぐらいの人なのに、なんでこうやらせるとぶっちぎりでエロいんだろう……おそるべし。
んで、ラブシーンある役ほとんどやったことないのに、みんなだって見たことないのに、「まっつならエロいに違いない」ってわかってるところがね……ほんとに特異な人だな。
そうやって公演中盤あたりは悪役度が上がっていて。だからラストのにこにこラブラブの違和感もハンパなくて。
でも、公演が終わりに近づいてから、なんかまた変わってきて。
悪なのは相変わらずなんだけど……悲しそうです。
加奈に対するときは、ことさら「悪」「卑劣」な顔をする。
でも、加奈が背を向けているとき、彼女を台詞もなく後ろから見つめているとき……とても、切ない瞳をする。
基本無表情なんだけど、そこに、悲しいモノがある。
でも加奈が動くと、すぐにまたドSな悪人の顔に戻る。獲物をいたぶる風になる。
雪丸様……。
キュン死するかと、思いました……。
あの悲しい瞳に気づいたとき。
いやもお、どんだけあんた……。
雪丸様はけっこういろんな感情、いろんな表情をしているので、そのときどきによってチガウ。
苦悩する加奈を後ろから見つめているとき、哀しみが強いときも虚無が強いときも、毒が強いときもある。
その配分は、日替わり公演替わりなので、まったく掴めない。
そのときによって、いろんな雪丸様がいる。
えーと、盆が回ってるにしろ、いったん上手側になるあたり。あそこ要チェックな。加奈とはいったん離れるから、具体的なエロじゃないけど、雪丸様の内心がいちばん見える。
この盆周りますWエロ場面はすごいなあ。や、もうひと組はまだちゃんと見られたことがないんだけど(どうせDVDはそっちしか映ってないんだろうし)。
ずっとらぶらぶでくっついてるカップルより、「いやよいやいや、ダメ」から、「やっぱりイイわ」になるカップルの方がエロくないか?
それとは別に、後ろ向きに歩いて、せり上がりってすげえなと、技術面にも毎回感心している。
回る盆の上を走り回って、加奈の手を引いて後ろ向きに歩き、止まったところでセリが上がるのよ? 足元見てないのよ?
立ち位置間違えたら、命に関わるよね?
役者ってすごいなー……位置を感覚に叩き込んでるんだ。ふたりしてぴったり合わないと出来ないよね、こんなこと。
最後の、加奈の方から抱きついてきて、得たりと雪丸が抱きしめるところ。
『エリザベート』のラストシーンだ、と思って見てまっつ。
シシィから抱きついてきて、トートが感慨深く抱きしめるアレ。
まっつがトートだったらこんな感じー?(笑)
ここも、いろんな感情があるよね。ほんとにただ悪のにやりをするときもあれば、愛が見えるときもある。
つっても、ただの愛情には決してならず、一度は必ず「悪」な顔になり、キスシーンへ行く。
このキスがまたね……。
まっつって、キスを手で隠さないよね。背中向けて隠さないよね。
絶対に見える形で、ぎりぎりのところを表現するよね……。
キスシーンろくにしたことないくせに……「今宵一夜」が本公演でははじめてだったりするのに……そのくせ、超難易度プレイとか、どんだけ自信家。つか、プライド高っ。
横顔が美しい人は、キスシーンも美しいよな。
最後の最後まで、がっつりいただきます。
ほんとに、この場面だけでも雪丸というキャラの価値あり、感謝感謝。ああ楽しい。
続く!!