『My Dream TAKARAZUKA』こあらった目線のまっつまっつ、続き。


 中詰めはなんと銀の総スパン衣装。すごいね、スター扱いだね。
 派手派手赤スパンドレスのあゆっちをセンターに、上手にちぎくん、下手にまっつ。
 3人はそのまま銀橋へ。まっつは上手側。

 ここの歌声、3人で歌ってるわりに、まっつの声がすごく聞こえる。娘役は基本ハモリ担当になるし、ちぎまつだとまっつの声が芯になるのは必然といえばそうなのかも。

 初日から10日ぐらい経った頃、まっつがものすごく歌詞を大切に歌っているときがあって。
 この銀橋で「君を強く強く抱き寄せて」と歌うときが、やばかった。
 もともとここは両腕を胸に引き寄せる振りになってるんだけど、歌声とその仕草がめちゃ甘で、心臓直撃された……やべえ、マジ死ねる。
 まっつばっかり見てるからなかなか気づかなかったんだけど、ここって3人とも同じ振りってわけじゃないんだね。ちぎくんはもっと元気者っていうか、ちぎくんらしい振りで歌ってて、この「抱き寄せる」ような振りはまっつオリジナルなのか!!と驚愕した。……ぶっちゃけまっつらしくない振りだから(笑)。

 わたしはまっつ画像を使ってオリジナルグッズを作るのが好きなんだけど、このショーで「このまっつの画像が欲しい! この画像でグッズ作りたい!!」を切望するのが、中詰めトリオ銀橋の、決めポーズ。
 ちぎ・あゆっち・まっつの3人が、銀橋に並んでばんっとポーズ決めて終わる、あれ。
 まっつは片手上げて静止。……まっつしか見てないので、他のふたりがどんなポーズで終わっているのかは知らない。同じポーズなのかも。
 でもとにかく、ここのまっつが美しくて。
 決めポーズがどこから見ても完璧に美しい。まっつのサイズ感にもばっちりあってて(重要)、このままフィギュアにしたい、グッズにしたい。誰かこのまっつの画像ください。スカステさんでもTCAさんでも、誰でもいいから撮って~~!
 プラ板使ってストラップ作る~~!!

 決めポーズのあとは、えりたん待ちになるため、3人は本舞台へ移動。
 このときまっつは銀橋から上手花道へ行くのだけど、花道にたどり着いたとき、いったん止まって後ろのあゆっちを先に通すのね。本舞台での立ち位置もあゆっちの方が中寄りだから。
 この「いったん止まって、あゆっちを先に通す」姿がね……愛想なさ過ぎで。ツボる。
 なんつーんだ、立場的には「お嬢様に道を造る執事」「姫をエスコートする騎士」なんですよ。立場が上の女性に紳士的に振る舞う男性の図。
 もっとあざとくすることは、可能だと思うの。
 それこそ、一礼するとか、手を添えるとか、あゆっちがそれに気づかないレベルで、お客に対して「トップ娘役に道を譲る3番手」として色を付けることは可能だと思う。
 なのに、そんなことは一切なし。たぶん、夢にも思ってない。
 あゆっちを先に通せと先生に言われたから、そうした。だけ。ただ単に、順番変えるために立ち止まった。だけ。
 そのサービス精神のなさに、ウケる。あゆっちへのサービスじゃないよ、客へのサービスだよ、お客は「娘役の手を取ってはける男役」とか、そーゆーのが好きなの、そーゆーのを見たいの、それは客へのサービスになるの。でも、なにしろまっつだからね。
 はいはいはい、そうだよね、そうだろうとも、知ってたよ!的な?(笑)

 えりたん登場の総踊りから、えりまつと一部の男たちのみ残って、ダンスシーンになる。
 歌はミトさんと朝風くん。

 ここがねえ……。
 初日はまっつしか見てなかったから、気づかなかった。翌日ようやく全体を見て驚愕。
 ナニこの無意味な立ち位置(笑)。

 センターえりたん。
 それをとりまく男たち。……の、なか、ひとりだけ、一歩前で踊るまっつ。

 ぽかーん。
 なんだこの、おかしな位置。

 えりたんゼロ番に、左右対称にフォーメーションが組んであるのに、まっつだけイレギュラー。
 かといって、ナニか意味があるわけじゃない。

 なんつーか……苦肉の策?

 こんなおかしな位置で踊るより、ごくふつーに「トップと絡む」振付が見たかった。がっつりデュエットダンスとまでいかなくても、男ふたりでなにかしら関係性のあるダンスを。
 別衣装で一歩前に出るくらい特別なポジションの人なら、特別な振付や動線でいいじゃん。背景の人々と同じダンスなら、一歩前に出る必要ないじゃん。
 いまいちルールから逸脱している、特殊例。
 そこに、中村Bの苦肉の策を感じてしまったんだな。
 や、あくまでもわたしだけの考えです。以下次項。

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