いつか、あったはずの翼で・その7。@My Dream TAKARAZUKA
2014年7月31日 タカラヅカ さて、脱線した話を戻す。『My Dream TAKARAZUKA』こあらった目線のまっつまっつ、続き。
ミトさんと朝風くんの歌で、えりたんセンターに踊る場面は、花組時代を思い出して、なつかしい。
ミトさんも朝風くんも好き。
えりたんの前でまっつがひらひら両手広げて踊る一瞬を、大切に大切に見入っている。
こうやってまとぶんに絡んだり、してたなあ。なつかしい、あの頃。
ミトさんの高音が最高潮に達したあと、音楽が変わる。ここが好きでねー。なんかラテンから一気に日本物に変わるというか。ボレロというより、時代劇、『水戸黄門』のオープニングテーマに聞こえる(笑)。
青天まっつがすり足で扇を片手に去って行く……幻影が見える(笑)。
この、音楽変わって退場する、だけの動きのまっつが好き過ぎる。
似合うんだもん、この音楽と振付とまっつ。
で、にぎやかにスター次々登場!場面が続き。
まっつの次の登場は、中詰めのラストの総踊り、上手袖から。
ほんのわずかの間だけ、ちぎくんセンターでまっつがその斜め後ろにいる、という、他の組では当たり前、しかし雪組では大変レアな光景を拝めるので要チェック!
えりたん登場で、舞台上は大盛り上がり。まっつは上手側で出迎えダンスのあと、アキレス腱伸ばしみたいなポーズでフンフン見守る。
このあたり、バカっぽくてかわいくていいね!(笑)
なにを見守っているのか、実はあまりちゃんと見られてないんだけど、たぶん、えりたんのダンスソロ……だよね? あってる?(自信ない)
そっから銀橋ラインナップになるんだけど……。
このショーの中で、ある意味いちばんつらい場面かなあ。
中詰めのテーマ曲を合唱しながら、みんな思い思いに「遊ぶ」場面なの。
ちぎくんとえりたんは毎回ラブラブ(笑)だし、ともみんとちぎくんも中二男子っぷりを披露、すごくかわいい。その他の子たちも、なにかしらやっている。
だけどまっつは、ナニもしない。
ひとり頑なに正面向いて、振付を忠実にやっている。
なまじ中村B作品は全部同じだから、思い出してしまう。『Shining Rhythm!』を。
同じラテン中詰めラストの銀橋ラインナップで、まっつは楽しそうに周囲と絡んで「遊んで」いた。
きんぐと絡み、みみちゃんとは「ちょ、旦那の横でナニやってすか!」とびびるくらい、濃厚に。
まっつ、きんぐのことはいじるの好きだったものね。『フットルース』とか、きんぐが気の毒になるくらい、ジャイアンぶりを発揮してたもの(笑)。
そしてみみちゃんのことは、ほんとかわいがってたもんなあ。お茶会で「みみっ子」という呼び方を自然にしていて、ファンが悶えまくったという……。
その記憶があざやかである分……誰とも絡まずに前だけを見て踊っている姿は……寂しい。
まっつのあおりを食って、翔くんも誰とも絡めずにいますがな、気を遣ってあげようよ、上級生!!
や、翔くんには感謝です。にーちゃんにつきあって、前だけ見てえんえん踊ってくれてさー。これで翔くんが反対側のせしこといちゃつきだしたら、まっつひとり取り残されるもん。みんなお隣といちゃいちゃしてるのに、隣を向いて踊っているのに、まっつだけ誰からも向いてもらえない状態になってしまう。
ここでのまっつは、すげー「前へ」意識を向けてる。
周囲と絡むことで客を喜ばせるのではなく、自分ひとりの「気」でどこまで表現できるか挑戦してる、みたいに。
まっつ比ですげーテンションと温度上げて歌い踊ってる。
だから、オペラグラスでまっつだけを見ている分には、すごくわくわくする。
「前へ!!」という意識が、アグレッシブでらしくなくて(←)、ときめく。
でも、オペラ下げて全体見ちゃうと、……寂しいわ。
「ひとりでどこまでやれるか!」可能性追求もいいけどさ、翔くんと絡んでかわいいところを見せてくれても、いいのよ? つか、ファンは大喜びしますよ?
隣がきんぐだったら、かわいくちょっかい出してくれたのかなあ……。
『Shining Rhythm!』から2年。きんぐと翔くんは、こんなに立ち位置が変わっちゃったんだねえ……。きんぐスキーとしては、せつないなあ。
あー。あゆっちにちょっかい出すまっつ、というのは想定外なので、最初からナニも考えてません。
めちゃくちゃカッコ良くて、そして寂しい中詰めラストが、ばんっと暗転。
ここは立ち位置ふつーだから、暗い中はけていく姿もふつー(笑)。
上手側にいて、素直に上手側にはける。
で。
次が、「第5章 伝説(レジェンド)誕生」。
結局わたし、この場面キライなままです(笑)。初日はドン引きして戻ってこれなかった……けど、リピートしているうちに慣れた。
慣れたけど、到底愛せない。
だもんで「『伝説誕生』大好き、この場面の悪口なんて一切認めない!!」という人は、こっから先は飛ばして、「その9」へ行ってくださいまし。「その8」もとばして、「9」ね。
歌謡界の巨匠の曲さえなければ、良かったのに。つか、あの曲がなければ、こんな演出、こんな場面になってなかったはずだから、ほんとにセンスの合わない音楽って苦痛だ。
えりたんの望み通りの「組子ひとりずつの顔が見える」「しめっぽくならない、明るい楽しい場面」は、あんなカタチではなく作れたはず。
あれは、わたしが見たい「タカラヅカ」じゃない。
ということは置いておいて、センス最悪だと思ってはいるが、中村Bのまっつへの扱いには、涙が出るほど感謝した。
えりたんがセンターに板付き登場、そこへ退団者が順番に登場する演出で、最下級生のあだちゅうからはじまり、学年順。
でも、すずちゃんのあとにあゆっちでもなくまっつでもなく、ゆめみさんが登場し、学年順+番手順なんだなと理解した。
つまり、ゆめみさんのあとがまっつ。番手順なら、3番手のまっつはトップ娘役のあゆっちより立場が下だから。
そう思って待ち構えていたのに。
次に登場したのは、あゆっちだった。
えっ?
ここで、あゆっち?
じゃあ、まっつは??
混乱。まさか、この場面出ないの? とすら、思った。タカラヅカの番手は絶対だもの。トップ娘役が出たということは、それで打ち止めでしょう、ヅカのルールでは。
その、ルールを破って。
最後に、まっつが登場した。
たっぷりと余韻を作って、トップ娘役以上の扱いで。
まいった。
これには、まいった。
まさか、ここまでリスペクトしてくれるとは、思ってなかった。
上級生だから、という言い訳は立つけれど、それにしても……!
ありがとう中村B。
中村Bでなかったら、まっつにこんな扱いはなかったろうと思う。
最後に大物らしく登場させてくれるより、えりたんとがっつり絡ませてくれたり、ちぎくんとふたりの場面を作ってくれたり、中詰めできんぐの横にしてくれる方が、わたしはうれしかったけど……わたしの願いとはズレているけれど、中村Bは中村Bの感性で、精一杯まっつを送り出してくれようとしているんだね。
素人の書いた日記みたいな歌をありがたがって重要な場面に使っちゃうような、わたしとは相容れないセンスをひしひし感じつつも(笑)、愛情だけはめいっぱい受け取った。
ありがとう、中村B。
ミトさんと朝風くんの歌で、えりたんセンターに踊る場面は、花組時代を思い出して、なつかしい。
ミトさんも朝風くんも好き。
えりたんの前でまっつがひらひら両手広げて踊る一瞬を、大切に大切に見入っている。
こうやってまとぶんに絡んだり、してたなあ。なつかしい、あの頃。
ミトさんの高音が最高潮に達したあと、音楽が変わる。ここが好きでねー。なんかラテンから一気に日本物に変わるというか。ボレロというより、時代劇、『水戸黄門』のオープニングテーマに聞こえる(笑)。
青天まっつがすり足で扇を片手に去って行く……幻影が見える(笑)。
この、音楽変わって退場する、だけの動きのまっつが好き過ぎる。
似合うんだもん、この音楽と振付とまっつ。
で、にぎやかにスター次々登場!場面が続き。
まっつの次の登場は、中詰めのラストの総踊り、上手袖から。
ほんのわずかの間だけ、ちぎくんセンターでまっつがその斜め後ろにいる、という、他の組では当たり前、しかし雪組では大変レアな光景を拝めるので要チェック!
えりたん登場で、舞台上は大盛り上がり。まっつは上手側で出迎えダンスのあと、アキレス腱伸ばしみたいなポーズでフンフン見守る。
このあたり、バカっぽくてかわいくていいね!(笑)
なにを見守っているのか、実はあまりちゃんと見られてないんだけど、たぶん、えりたんのダンスソロ……だよね? あってる?(自信ない)
そっから銀橋ラインナップになるんだけど……。
このショーの中で、ある意味いちばんつらい場面かなあ。
中詰めのテーマ曲を合唱しながら、みんな思い思いに「遊ぶ」場面なの。
ちぎくんとえりたんは毎回ラブラブ(笑)だし、ともみんとちぎくんも中二男子っぷりを披露、すごくかわいい。その他の子たちも、なにかしらやっている。
だけどまっつは、ナニもしない。
ひとり頑なに正面向いて、振付を忠実にやっている。
なまじ中村B作品は全部同じだから、思い出してしまう。『Shining Rhythm!』を。
同じラテン中詰めラストの銀橋ラインナップで、まっつは楽しそうに周囲と絡んで「遊んで」いた。
きんぐと絡み、みみちゃんとは「ちょ、旦那の横でナニやってすか!」とびびるくらい、濃厚に。
まっつ、きんぐのことはいじるの好きだったものね。『フットルース』とか、きんぐが気の毒になるくらい、ジャイアンぶりを発揮してたもの(笑)。
そしてみみちゃんのことは、ほんとかわいがってたもんなあ。お茶会で「みみっ子」という呼び方を自然にしていて、ファンが悶えまくったという……。
その記憶があざやかである分……誰とも絡まずに前だけを見て踊っている姿は……寂しい。
まっつのあおりを食って、翔くんも誰とも絡めずにいますがな、気を遣ってあげようよ、上級生!!
や、翔くんには感謝です。にーちゃんにつきあって、前だけ見てえんえん踊ってくれてさー。これで翔くんが反対側のせしこといちゃつきだしたら、まっつひとり取り残されるもん。みんなお隣といちゃいちゃしてるのに、隣を向いて踊っているのに、まっつだけ誰からも向いてもらえない状態になってしまう。
ここでのまっつは、すげー「前へ」意識を向けてる。
周囲と絡むことで客を喜ばせるのではなく、自分ひとりの「気」でどこまで表現できるか挑戦してる、みたいに。
まっつ比ですげーテンションと温度上げて歌い踊ってる。
だから、オペラグラスでまっつだけを見ている分には、すごくわくわくする。
「前へ!!」という意識が、アグレッシブでらしくなくて(←)、ときめく。
でも、オペラ下げて全体見ちゃうと、……寂しいわ。
「ひとりでどこまでやれるか!」可能性追求もいいけどさ、翔くんと絡んでかわいいところを見せてくれても、いいのよ? つか、ファンは大喜びしますよ?
隣がきんぐだったら、かわいくちょっかい出してくれたのかなあ……。
『Shining Rhythm!』から2年。きんぐと翔くんは、こんなに立ち位置が変わっちゃったんだねえ……。きんぐスキーとしては、せつないなあ。
あー。あゆっちにちょっかい出すまっつ、というのは想定外なので、最初からナニも考えてません。
めちゃくちゃカッコ良くて、そして寂しい中詰めラストが、ばんっと暗転。
ここは立ち位置ふつーだから、暗い中はけていく姿もふつー(笑)。
上手側にいて、素直に上手側にはける。
で。
次が、「第5章 伝説(レジェンド)誕生」。
結局わたし、この場面キライなままです(笑)。初日はドン引きして戻ってこれなかった……けど、リピートしているうちに慣れた。
慣れたけど、到底愛せない。
だもんで「『伝説誕生』大好き、この場面の悪口なんて一切認めない!!」という人は、こっから先は飛ばして、「その9」へ行ってくださいまし。「その8」もとばして、「9」ね。
歌謡界の巨匠の曲さえなければ、良かったのに。つか、あの曲がなければ、こんな演出、こんな場面になってなかったはずだから、ほんとにセンスの合わない音楽って苦痛だ。
えりたんの望み通りの「組子ひとりずつの顔が見える」「しめっぽくならない、明るい楽しい場面」は、あんなカタチではなく作れたはず。
あれは、わたしが見たい「タカラヅカ」じゃない。
ということは置いておいて、センス最悪だと思ってはいるが、中村Bのまっつへの扱いには、涙が出るほど感謝した。
えりたんがセンターに板付き登場、そこへ退団者が順番に登場する演出で、最下級生のあだちゅうからはじまり、学年順。
でも、すずちゃんのあとにあゆっちでもなくまっつでもなく、ゆめみさんが登場し、学年順+番手順なんだなと理解した。
つまり、ゆめみさんのあとがまっつ。番手順なら、3番手のまっつはトップ娘役のあゆっちより立場が下だから。
そう思って待ち構えていたのに。
次に登場したのは、あゆっちだった。
えっ?
ここで、あゆっち?
じゃあ、まっつは??
混乱。まさか、この場面出ないの? とすら、思った。タカラヅカの番手は絶対だもの。トップ娘役が出たということは、それで打ち止めでしょう、ヅカのルールでは。
その、ルールを破って。
最後に、まっつが登場した。
たっぷりと余韻を作って、トップ娘役以上の扱いで。
まいった。
これには、まいった。
まさか、ここまでリスペクトしてくれるとは、思ってなかった。
上級生だから、という言い訳は立つけれど、それにしても……!
ありがとう中村B。
中村Bでなかったら、まっつにこんな扱いはなかったろうと思う。
最後に大物らしく登場させてくれるより、えりたんとがっつり絡ませてくれたり、ちぎくんとふたりの場面を作ってくれたり、中詰めできんぐの横にしてくれる方が、わたしはうれしかったけど……わたしの願いとはズレているけれど、中村Bは中村Bの感性で、精一杯まっつを送り出してくれようとしているんだね。
素人の書いた日記みたいな歌をありがたがって重要な場面に使っちゃうような、わたしとは相容れないセンスをひしひし感じつつも(笑)、愛情だけはめいっぱい受け取った。
ありがとう、中村B。