演じる人で別モノですがな。@新人公演『私立探偵ケイレブ・ハント』
2016年10月26日 タカラヅカ 新人公演『私立探偵ケイレブ・ハント』あれこれ。
ジム@まちくんの衣装が潔く別モノな件。
だいもんの役をまちくんがやる、って、衣装入らないよね、と思っていたら、さくっと別衣装だった(笑)。そりゃそーだ。
衣装が変わったせいもあるかもしんないけど、ジムがさわやかさんだった。
ライトカラーの服を着た、さわやかなジム。
まちくん、芝居してる? まちくんまんまじゃない?ってくらい、イメージするまんまのまちくんで草生える。
配役発表になったとき、「だいもんの役なのに、歌うまい子がやるんじゃないんだ」と思ったことをおぼえてるんだが、本公演観て納得、歌がないから無問題ってわけか!
や、ソロパートは一応あるから歌ナシってわけでもないけど、そしてまちくんも別にとりたてて歌がへただってわけでもないけど。でも、とりあえず、ああそうか、って感じ。
ていうかわたし、まちくんの銀橋ソロが観たかった。
最初からずーっと脇でしかない育ちのまちくん。そんな彼がはじめて2番手役をやる。彼のジェンヌ人生唯一の、銀橋ソロを歌える機会……!
だったのになあ。
長身美形で嫌味のない芸風の彼は、これからも舞台で良い仕事をしてくれると思う。彼の未来のために、観劇するヅカファンのために、銀橋ソロを経験してほしかった……。
雪組の「色男上級生」である大・がおり・まなはる・カリ・あすたちはみな、新公で銀橋ソロまでは経験済みなのよ。(大ちゃん・がおちゃんは新公主演だってしてるし!)朝風先輩のみ番手役付いたことない人だから銀橋はないけど、彼はもともと歌手枠でまるまる1曲とかのソロもらってきた人だし。
まちくんにも、「スターとしての居方」を得られる機会がほしかった。
ジムはしどころのない役なので、さわやかさんがやるとほんとさわやかに、すーっと流れていく役だなあと。
でも美形だからいいか。かっこいいことで、明るい光を放つことで、役をこなしているし。
(ぜんぜん関係な話だが、俳優の石黒英雄を見るたびまちくんを思い出す……似てるよね?)
そして、主人公カップルと同じく、この役もまた、相手役との関係性で変わるなと。
レイラ@みちるちゃんが、別モノ。
台詞も演出も変わってないのに、レイラに、知性がある。
メンタル6歳児じゃない。大人の女性だ。
みちるちゃんってほんと芝居うまいのな。
あれっぽっちの出番で、レイラという女性のキャラクタを押し出してくる。
仕事もして自分の人生ちゃんと歩いていて、恋をしている大人の女の子。大人、だけど、女の子。女子としてのかわいらしい部分もしっかりある。
そんな女の子が、恋人の思わぬケガに、危険に、パニックになって取り乱して。
泣いちゃうのわかるわー、そりゃ泣くわー。
ジムが若いふつーの男の子で、レイラがふつーに知性のある女の子で。
ふたりの恋愛が実にふつーで、等身大だった。
ケイレブ@ひとことイヴォンヌ@のぞみちゃんカップルががたびし大変なことになっているだけに、この「ふつーの若い大人のカップル」が説得力を持つ。
本公演のレイラがめちゃくちゃかわいいことは確かだし、あれこそがこの作品での正しいレイラ像なんだろうけど。
等身大の女性を作ってきたみちるちゃんのレイラもすごいなと。本役コピーはしないんだ、ハナから別モノなんだ。っていうか、うんまあ、あれはコピー出来ないし、しても仕方ないよな。のぞみちゃんの芸風は努力で得るものではなく持って生まれるモノだから。
『ドン・ジュアン』でみちるちゃん株が落ちまくっていたんだけど、また持ち直しました(笑)。やっぱうまいわー。
カズノ@縣くんは、よかった、ふつうだ。というのが、第一の感想。
前回の『るろうに剣心』新公がえーらいこっちゃ、だったからねえ。
『ドン・ジュアン』でもひとりだけへたなのが、わずかな台詞でわかっちゃったからねえ。
でも、カズノを演じる縣くんにそういういびつさはない。
等身大の役は、演じやすいんだろう。
本公演での役付きも関係しているかも。通し役で主要キャラに絡んで芝居して歌い踊る役。超下級生がこういう役割を得て毎日舞台に立つのは、大きな糧になるはず。
咲ちゃんもその昔まさにそんな役をやっていたけど、……あのときの咲ちゃんより成長率よくない? 縣くんはこれがはじめての経験で、咲ちゃんはそれまでも抜擢されていたから慣れがあった、という違いかもしれないが。
『るろ剣』新公で「抜擢はまだ早かったか……」と肩を落とし、『ドン・ジュアン』でも手に汗握ったから、こうして成長がわかるとすごくうれしくなる。
まだ足りないことだらけだけど……まだ研2ですがな、学年からすれば仕方ないよねえ。
雪組は御曹司育てるのへただから、そこは不安だけど(笑)、これからも楽しみに新しい世代のスターを見守りたいっす。
ジム@まちくんの衣装が潔く別モノな件。
だいもんの役をまちくんがやる、って、衣装入らないよね、と思っていたら、さくっと別衣装だった(笑)。そりゃそーだ。
衣装が変わったせいもあるかもしんないけど、ジムがさわやかさんだった。
ライトカラーの服を着た、さわやかなジム。
まちくん、芝居してる? まちくんまんまじゃない?ってくらい、イメージするまんまのまちくんで草生える。
配役発表になったとき、「だいもんの役なのに、歌うまい子がやるんじゃないんだ」と思ったことをおぼえてるんだが、本公演観て納得、歌がないから無問題ってわけか!
や、ソロパートは一応あるから歌ナシってわけでもないけど、そしてまちくんも別にとりたてて歌がへただってわけでもないけど。でも、とりあえず、ああそうか、って感じ。
ていうかわたし、まちくんの銀橋ソロが観たかった。
最初からずーっと脇でしかない育ちのまちくん。そんな彼がはじめて2番手役をやる。彼のジェンヌ人生唯一の、銀橋ソロを歌える機会……!
だったのになあ。
長身美形で嫌味のない芸風の彼は、これからも舞台で良い仕事をしてくれると思う。彼の未来のために、観劇するヅカファンのために、銀橋ソロを経験してほしかった……。
雪組の「色男上級生」である大・がおり・まなはる・カリ・あすたちはみな、新公で銀橋ソロまでは経験済みなのよ。(大ちゃん・がおちゃんは新公主演だってしてるし!)朝風先輩のみ番手役付いたことない人だから銀橋はないけど、彼はもともと歌手枠でまるまる1曲とかのソロもらってきた人だし。
まちくんにも、「スターとしての居方」を得られる機会がほしかった。
ジムはしどころのない役なので、さわやかさんがやるとほんとさわやかに、すーっと流れていく役だなあと。
でも美形だからいいか。かっこいいことで、明るい光を放つことで、役をこなしているし。
(ぜんぜん関係な話だが、俳優の石黒英雄を見るたびまちくんを思い出す……似てるよね?)
そして、主人公カップルと同じく、この役もまた、相手役との関係性で変わるなと。
レイラ@みちるちゃんが、別モノ。
台詞も演出も変わってないのに、レイラに、知性がある。
メンタル6歳児じゃない。大人の女性だ。
みちるちゃんってほんと芝居うまいのな。
あれっぽっちの出番で、レイラという女性のキャラクタを押し出してくる。
仕事もして自分の人生ちゃんと歩いていて、恋をしている大人の女の子。大人、だけど、女の子。女子としてのかわいらしい部分もしっかりある。
そんな女の子が、恋人の思わぬケガに、危険に、パニックになって取り乱して。
泣いちゃうのわかるわー、そりゃ泣くわー。
ジムが若いふつーの男の子で、レイラがふつーに知性のある女の子で。
ふたりの恋愛が実にふつーで、等身大だった。
ケイレブ@ひとことイヴォンヌ@のぞみちゃんカップルががたびし大変なことになっているだけに、この「ふつーの若い大人のカップル」が説得力を持つ。
本公演のレイラがめちゃくちゃかわいいことは確かだし、あれこそがこの作品での正しいレイラ像なんだろうけど。
等身大の女性を作ってきたみちるちゃんのレイラもすごいなと。本役コピーはしないんだ、ハナから別モノなんだ。っていうか、うんまあ、あれはコピー出来ないし、しても仕方ないよな。のぞみちゃんの芸風は努力で得るものではなく持って生まれるモノだから。
『ドン・ジュアン』でみちるちゃん株が落ちまくっていたんだけど、また持ち直しました(笑)。やっぱうまいわー。
カズノ@縣くんは、よかった、ふつうだ。というのが、第一の感想。
前回の『るろうに剣心』新公がえーらいこっちゃ、だったからねえ。
『ドン・ジュアン』でもひとりだけへたなのが、わずかな台詞でわかっちゃったからねえ。
でも、カズノを演じる縣くんにそういういびつさはない。
等身大の役は、演じやすいんだろう。
本公演での役付きも関係しているかも。通し役で主要キャラに絡んで芝居して歌い踊る役。超下級生がこういう役割を得て毎日舞台に立つのは、大きな糧になるはず。
咲ちゃんもその昔まさにそんな役をやっていたけど、……あのときの咲ちゃんより成長率よくない? 縣くんはこれがはじめての経験で、咲ちゃんはそれまでも抜擢されていたから慣れがあった、という違いかもしれないが。
『るろ剣』新公で「抜擢はまだ早かったか……」と肩を落とし、『ドン・ジュアン』でも手に汗握ったから、こうして成長がわかるとすごくうれしくなる。
まだ足りないことだらけだけど……まだ研2ですがな、学年からすれば仕方ないよねえ。
雪組は御曹司育てるのへただから、そこは不安だけど(笑)、これからも楽しみに新しい世代のスターを見守りたいっす。