敗者復活の恐怖?@2016年公演ラインアップ
2015年8月28日 タカラヅカ 嫌だ~~!!
という本能的な叫びは置くとして。
今回のラインアップでわかったことがある。
別箱落ちした作品も、本公演でやることがあるんだ!
本公演で上演された作品で、いったんその他劇場で上演することになった作品は、もう二度と本公演ではやらないのかと思ってた。
タカラヅカはやっぱ大劇場本公演が華、もっとも力の入った公演。組全員投入だし、製作費も人件費もいちばんかかるのが本公演なんだろうなと思ってる。
だからその、豪華な本公演作品を、出演者半分でセットもちゃちくなった別劇場で上演するのは「別箱落ち」……一段下がる認識だった。
そうやって、一度落ちた作品は「別箱用演目」として、もう本公演に戻ってくることはないんだと思ってた。
本公演との差別化? 本公演はそれくらい特別なんですよっていうか、「半分の人数と半分の経費で公演可能」とわかっちゃったものを、また「人数とお金かけてやるから観に来てね!」はないだろうっていうかね。や、半分で出来るなら半分でやってろよ、大劇場本公演は、大劇場でしか出来ないものをやってくれ、っていうかね。
勝手な思い込みです。根拠なし。
根拠はないけど、思い込んでたから。
『ミーマイ』が別箱落ちしたとき、胸をなでおろしたもんじゃった。再演されること自体は残念だけど、梅芸落ちしたってことは、本公演で観ることはなくなるんだ。それだけはよかった……って。
トップコンビしか若くてきれいな役がなくて、ヒロインが下品で、主人公カップルの次に重要な役が中年以上の年配男女で、専科役っぽい中年三枚目や頭空っぽのお色気美女とヘタレ男しか役がない、組子のほとんどがモブの、怒涛の役替わりしか売りのない作品なんか、本公演でやらなくていいよ。豪華なセットもダイナミックな舞台機構も銀橋も、豪華絢爛な衣装もいらないしね。
半分の規模で外の劇場で十分ニャ。よかった、『ミーマイ』が別箱用演目になってくれて。
そう思っていただけに。
戻ってくることもあるのか……!!
それはうれしくない情報だわ。
別箱もあれば本公演もある、のは『ベルばら』『風共』の良くも悪くも特別なタカラヅカの看板作品のみかと思ってた。
他にもあり得るのか……。
別箱だから耐えられる、本公演でコレ再演されたらきっついわーー!てなあれやこれやが、本公演に戻ってくる可能性アリってことか……! 震撼。
今回の例は、『ベルばら』や『風共』と同じ、「『ミーマイ』だから」という特殊例でありますように。別箱落ちした作品は、つまりは別箱レベルでいい作品ってことなのよ、本公演に逆流させないで。
や、作品にはふさわしい箱ってもんがあるじゃないですか。別箱落ち、という言葉を使ったあとで言うのもなんですが、小劇場向きだから格下、大劇場向きだから至高、というわけではなく、純粋に作品を表現するのに相応しい大きさが。
別箱落ちした作品で、「大劇場で、組子70人使って観てみたい」と思う作品って、ナニかあったかしら……。
あ、『黒い瞳』は戦闘場面に人数欲しいから、本公演で観たかった、と思ったかな。
それくらいだなー。
『銀の狼』は全ツではなくDCあたりで腰を据えて観たいとは思ったけど、本公演でなくてもいいや(笑)。
再三語っていますが、わたしは『ミーマイ』が苦手なので、本公演で、しかもすでに上演したことのある人と組で再演、ということに盛大に肩を落としています。
『Ernest in Love』やって『ME AND MY GIRL』やるとか、企画する人にセンスなさ過ぎや……。
という本能的な叫びは置くとして。
2016年 公演ラインアップ【宝塚大劇場、東京宝塚劇場】<4~7月・花組『ME AND MY GIRL』>
2015/08/28
8月28日(金)、2016年宝塚歌劇公演ラインアップにつきまして、【宝塚大劇場】【東京宝塚劇場】の上演作品が決定いたしましたのでお知らせいたします。
花組
■主演・・・(花組)明日海 りお、花乃 まりあ
◆宝塚大劇場:2016年4月29日(金)~6月6日(月)
一般前売:2016年3月26日(土)
◆東京宝塚劇場:2016年6月24日(金)~7月31日(日)
一般前売:2016年5月22日(日)
ミュージカル
『ME AND MY GIRL』
Book and Lyrics by L.ARTHUR ROSE and DOUGLAS FURBER
Music by NOEL GAY
Book revised by STEPHEN FRY Contributions to revisions by MIKE OCKRENT
作詞・脚本/L・アーサー・ローズ&ダグラス・ファーバー
作曲/ノエル・ゲイ
改訂/スティーブン・フライ
改訂協力/マイク・オクレント
脚色/小原 弘稔
脚色・演出/三木 章雄
1937年にロンドンで初演され、1646回のロングランを記録した大ヒットミュージカル。1930年代のロンドンを舞台に、下町で育った名門貴族の世継の青年ウィリアム(ビル)が一人前の紳士に成長するまでを、恋人サリーとの恋物語を絡めて描いたロマンティックコメディです。宝塚歌劇では、1987年に剣幸、こだま愛を中心とした月組での初演が大ヒットとなり、同年再演。1995年には天海祐希、麻乃佳世、2008年には瀬奈じゅん、彩乃かなみを中心とした月組で上演され、その後も度々再演を重ねて参りました。今回は、明日海りお、花乃まりあを中心とする花組が、このハートフルな名作ミュージカルの世界に挑みます。
今回のラインアップでわかったことがある。
別箱落ちした作品も、本公演でやることがあるんだ!
本公演で上演された作品で、いったんその他劇場で上演することになった作品は、もう二度と本公演ではやらないのかと思ってた。
タカラヅカはやっぱ大劇場本公演が華、もっとも力の入った公演。組全員投入だし、製作費も人件費もいちばんかかるのが本公演なんだろうなと思ってる。
だからその、豪華な本公演作品を、出演者半分でセットもちゃちくなった別劇場で上演するのは「別箱落ち」……一段下がる認識だった。
そうやって、一度落ちた作品は「別箱用演目」として、もう本公演に戻ってくることはないんだと思ってた。
本公演との差別化? 本公演はそれくらい特別なんですよっていうか、「半分の人数と半分の経費で公演可能」とわかっちゃったものを、また「人数とお金かけてやるから観に来てね!」はないだろうっていうかね。や、半分で出来るなら半分でやってろよ、大劇場本公演は、大劇場でしか出来ないものをやってくれ、っていうかね。
勝手な思い込みです。根拠なし。
根拠はないけど、思い込んでたから。
『ミーマイ』が別箱落ちしたとき、胸をなでおろしたもんじゃった。再演されること自体は残念だけど、梅芸落ちしたってことは、本公演で観ることはなくなるんだ。それだけはよかった……って。
トップコンビしか若くてきれいな役がなくて、ヒロインが下品で、主人公カップルの次に重要な役が中年以上の年配男女で、専科役っぽい中年三枚目や頭空っぽのお色気美女とヘタレ男しか役がない、組子のほとんどがモブの、怒涛の役替わりしか売りのない作品なんか、本公演でやらなくていいよ。豪華なセットもダイナミックな舞台機構も銀橋も、豪華絢爛な衣装もいらないしね。
半分の規模で外の劇場で十分ニャ。よかった、『ミーマイ』が別箱用演目になってくれて。
そう思っていただけに。
戻ってくることもあるのか……!!
それはうれしくない情報だわ。
別箱もあれば本公演もある、のは『ベルばら』『風共』の良くも悪くも特別なタカラヅカの看板作品のみかと思ってた。
他にもあり得るのか……。
別箱だから耐えられる、本公演でコレ再演されたらきっついわーー!てなあれやこれやが、本公演に戻ってくる可能性アリってことか……! 震撼。
今回の例は、『ベルばら』や『風共』と同じ、「『ミーマイ』だから」という特殊例でありますように。別箱落ちした作品は、つまりは別箱レベルでいい作品ってことなのよ、本公演に逆流させないで。
や、作品にはふさわしい箱ってもんがあるじゃないですか。別箱落ち、という言葉を使ったあとで言うのもなんですが、小劇場向きだから格下、大劇場向きだから至高、というわけではなく、純粋に作品を表現するのに相応しい大きさが。
別箱落ちした作品で、「大劇場で、組子70人使って観てみたい」と思う作品って、ナニかあったかしら……。
あ、『黒い瞳』は戦闘場面に人数欲しいから、本公演で観たかった、と思ったかな。
それくらいだなー。
『銀の狼』は全ツではなくDCあたりで腰を据えて観たいとは思ったけど、本公演でなくてもいいや(笑)。
再三語っていますが、わたしは『ミーマイ』が苦手なので、本公演で、しかもすでに上演したことのある人と組で再演、ということに盛大に肩を落としています。
『Ernest in Love』やって『ME AND MY GIRL』やるとか、企画する人にセンスなさ過ぎや……。